チャン・グンソク=(聯合ニュース)
チャン・グンソク=(聯合ニュース)
今月3日まで放送されたSBSドラマ『イケメンですね』が、終了後も話題を集めている。同時間帯のドラマ『アイリス』に押され、全16話の平均視聴率は10%にすぎなかったが、ドラマOST(オリジナル・サウンドトラック)は3万枚の売り上げを記録し、関連キャラクター商品も人気だ。視聴者らの続編要求も相次いでいる。

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 そして何より、主人公のファン・テギョンを演じたチャン・グンソクの株が急騰した。昨年にドラマ『ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~』で注目を集めた彼は、今回は初の主役を演じ無限の可能性を示した。

 先ごろインタビューに応じたチャン・グンソクは、「ドラマがうまくいき気分がいい」と言いながら、年下の共演者らに対する感謝を口にした。

 これまでの役は実際の年齢よりも年上で、重くて暗いキャラクターが中心だったが、ファン・テギョンは22歳の自身にぴったりの役だった。そのため、楽に楽しく演じられたという。また、いつも現場で最年少だったが、今回は初めて先輩役を務めた。

 テギョンは人気絶頂のアイドルグループのリーダーで、まさに皇帝のような存在。天才的な音楽感覚にルックスも兼ね備えた彼は、気難しくて潔癖(けっぺき)症な一面があるが、周囲のだれも彼の話に逆らえない。ドラマは、そんなテギョンがバンドメンバーに心を奪われ、変わっていくようすを描いた。
 チャン・グンソクは、仕事で完ぺき主義者になるという点ではテギョンと似ているが、彼ほど気難しいわけではないと笑いながらも、「こんな人がいてもおかしくないと思い、彼を理解することができた」と振り返った。

 『イケメンですね』は一言で漫画のようなストーリーだ。チャン・グンソクは純情漫画の主人公のようなテギョンを完璧に演じきっている。「視聴者が少女のような感性をもったドラマに飢えていたようですね。そんなときに20代前半の血気盛んな俳優らが出演し、童話のようなストーリーを繰り広げたので、人気を呼んだのだと思います。ビタミンのような爽快(そうかい)なドラマになると自信を持っていたのですが、まさに視聴者にとって栄養剤となったみたいです(笑)」。

 感性が研ぎ澄まされたアイドルバンドのリーダーを演じるため、9キログラム減量し、役作りには日本のビジュアルバンドやブリットポップスターを参考にした。テギョンのトレードマークである生意気だがコミカルなせりふのトーンは、自身が悩んだ末に作り出したものだが、幸い監督が気に入ってくれた。

 映画『楽しき人生』やドラマ『ベートーベン・ウィルス』に続き、今回も音楽の才能と潜在能力を発揮したが、音楽については何も知らないと謙虚に話す。ただ、ジャンルを問わず、さまざまな音楽を聴いているという。「歌うことも好きですが、歌手を夢見たことはありません。僕が演じたキャラクターが歌がうまいだけで、自分がうまいわけではありません」。

 演じることが一番好きだという彼は、「俳優がぴったり」という評価を得られるよう努力すると話した。
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