今回稼動する高炉は、内容積5250平方メートル、最大直径17メートル、高さ110メートルの大型で、年産400万トン規模。また、この唐津製鉄所は、世界の一貫製鉄所で初めて「ほこりのない」製鉄原料処理システムを導入し、鉄鉱石や有煙炭など主原料を密閉型の荷役機とベルトコンベアを利用、運搬船から保管施設に運び入れるよう設計しているのが特徴だ。
鄭会長は、式のあいさつで「2006年10月の起工式以来全社を挙げ、韓国経済の新成長エンジンを作るという使命感で汗と情熱を注ぎ、一貫製鉄所建設にまい進した。その結果、計画通りに工事を進めることができた」と述べた。現代製鉄は、景気低迷のなかでも一貫製鉄所建設に5兆8400億ウォンの大規模投資を行い、約17万人の雇用を創出、地域と国の経済に貢献してきたと強調した。また、この一貫製鉄所が世界最高水準の競争力を備えるエコロジー製鉄所に飛躍できるよう、最善の努力を傾けてほしいと呼びかけた。
現代製鉄唐津製鉄所は、4月に完工式を開いた後、本格的な工場稼動に入る。来年には第2高炉工事も終え、年産800万トン体制を備える予定だ。
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