日本ドラマ『のだめカンタービレ』などで韓国でも人気の高い俳優の玉木宏が3月6日にソウル・広壮洞のAX-Koreaで初の来韓公演を行う。

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 公演を控え、先月29日に韓国を訪れた玉木宏は今回が3回目の来韓。「俳優ではなく歌手として訪れるのは初めてです。来韓するたびに多くのファンから歓迎を受け、ありがたいです。日本の女性ファンは遠くから見守る感じですが、韓国の女性ファンは積極的に歓迎してくれます」。

 玉木宏は歌手としてより、俳優として有名だ。1998年にドラマ『せつない』でデビューし、映画『ウォーターボーイズ』『ただ、君を愛してる』、ドラマ『鹿男あをによし』『ラブシャッフル』などに出演した。

 韓国でも大きな人気を博した『のだめカンタービレ』は、クラシックをテーマとしながらコミカルな要素もあり難しいと感じていたが、監督をはじめ制作陣と出演陣がともに悩み続けながら、作品を完成させ、最も記憶に残る出演作品の1つになったという。

 本格的に歌手としてデビューしたのは、2003年に映画『ROCKERS』に出演してからだ。同映画ではバンド<ザ・ロッカーズ>のギタリスト・タニを演じ、映画広報などのため、音楽番組でギターを弾きながら歌を披露した。翌年には初のシングル『Seasons』を発表し、歌手活動をスタートさせた。

 もともと音楽は好きだったが、映画やドラマの仕事で忙しく、歌手デビューは考えもしなかった。しかし、『ROCKERS』への出演を機にギターと音楽を正式に習い始め、アルバムを発表するまでになった。これまで3枚のアルバムをリリースしており、「自分の音楽もともに成長してきた」と考えている。

 サードアルバム『Times...』では、収録曲『大切な場所』と『君と空』の2曲の詩を書いた。直接的な経験ではないが、普段思っていたことを盛り込んだ。ファンが詩を聞いて、同じ考えを共有できればと思っている。

 来韓公演ではファン一人ずつと握手する予定だ。このほか韓国のファンのための特別イベントも準備しており、「会場を埋め尽くすほど多くのファンに来てもらえれば」と期待を膨らませた。

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