崔志成社長(資料写真)=(聯合ニュース)
崔志成社長(資料写真)=(聯合ニュース)
【バルセロナ17日聯合ニュース】サムスン電子の崔志成(チェ・ジソン)代表理事社長は17日、「昨年はソフトウエア分野に1300億ウォン(約102億6900万円)を投資したが、ことしはそれ以上を投じる」と明らかにした。スペイン・バルセロナで開催されている携帯電話見本市「モバイル・ワールド・コングレス2010(MWC2010)」で韓国記者団に対し述べたもので、投資を続ければ結果も少しずつ出るはずとの考えを示した。

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 独自のオープンモバイルプラットフォーム「Bada(パダ、海の意)」を公開するなど、2008年に設立したメディアソリューションセンター(MSC)が成果を出していることについては「まだ始まりの段階であり変化の過程にある」と述べた。グラフィックカードも良く、アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)をスーパーAMOLEDに発展させるなどサムスンのハードウエアはどの携帯電話よりも優秀だと評価した。ただ、アプリケーションをダウンロードできるエコシステムで遅れているが、新たな競争システムに適応する時間が必要だと述べた。
 最近の携帯電話市場については、モトローラが少しずつ回復しており、中国もローエンド(低価格)分野で健闘しているようだとの見方を示した。
 また、買収・合併を引き続き進めるかについては否定しなかった。必要であればポーランドの家電メーカー・アミカのように企業を買収する案も推進すると明らかにした。ただ、ソフトウエア分野は戦略的提携や離合集散が多いため、サムスンはできるだけ敵を作らないと強調。提携は今も行っており、企業側がサムスンを引き寄せるため努力しているが、戦略は選択の問題だと述べた。


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