ドラマ『いつか楽園で!』にとって、2004年は思い出したくない1年になりそうだ。

チャ・テヒョン の最新ニュースまとめ

『いつか楽園で!』は放送開始前から、海外ロケで撮影したエキゾチックな風景、チャ・テヒョン、ソン・ユリら、スター級俳優のキャスティングを積極的にPRして話題を振り撒いた。海外ロケ、スター級のキャストにシンデレラストーリー、出生の秘密、俳優の露出が必要不可欠な状況設定など、大ヒットドラマの基本条件をすべて満たしていた。

しかし、過度な間接広告と食傷気味のストーリー、煽情性などで批判の的になったと思えば、出演俳優のイマイチな演技が絶えず指摘されるなど、視聴者たちの評価はもちろん、視聴率まで期待以下であり、ドラマ終了直後、放送委員会から過度なスポンサー宣伝にたいする法的制裁まで科されるといった不名誉を与えられた。

今、その嫌な記憶を忘れかけていたのだが、再び不名誉なことをひとつ付け加えることとなった。民主言論運動連合(以下、民言連)放送モニター委員会は16日、<2004年 今年のGOODな番組・BADな番組>を発表し、ドラマ部門でのBADな番組としてMBCドラマ『いつか楽園で!』(脚本:キム・ウィチャン、チョン・ジニョン/演出:イ・クァニ)が選ばれた。

民言連は、「スポンサーのリゾート会社の名前をもじって直接的な舞台かつ素材として積極活用、リゾート会社の “18部作広告”と思われるほどだった」と、露骨的・間接広告の実態を非難した。続いてドラマの内容の煽情性についても「背景が熱帯リゾート地であることを考慮しても、出演者たちの過度な露出や、ドラマの展開とは関係のない不要な扇情的シーンも大きな問題だった」と指摘している。

最後に、民言連は放送社ドラマ制作陣に、「今回のBADドラマ選定をきっかけに、視聴率にこだわらず、ドラマ自体の完成度にもっと尽力してほしい」と頼んでいる。

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