韓国ドラマ『善徳女王』でタフで野性的な男を演じた俳優キム・ナムギルが、映画『暴風前夜』で、切ない恋に苦悩する愁いに沈んだ男として戻ってくる。

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キム・ナムギルは3月9日、ソウル市内で行われた『暴風前夜』の制作報告会で、受動的にならざるを得ない人物を演じるのは大変だったと感想を述べた。

特に感情を抑える演技に苦しんだ。心のままに笑うことも泣くこともできない状況だったため、観客の目にはややもすれば、もどかしく映りかねないことを心配したという。キム・ナムギルは「わき上がる感情をそのまま伝えればいいだろうにと思う時も、手を握ることすらなく、そんな部分を表現するのに随分苦労した」と打ち明けた。

映画は、ぬれぎぬを着せられ無期囚となった料理人のスイン(キム・ナムギル)が命がけで脱獄し、海辺で1人でレストランを営むミア(ファンウ・スルヘ)と出会い、短くも激しい恋に落ちるという話。

現場では役作りのため、いたずら好きで食べることを楽しむキム・ナムギルに「隔離措置」と「飲食禁止令」が取られたという。

演出はチョ・チャンホ監督。4月1日に封切られる予定だ。