イ・ヒョリ(Fin.K.L) の最新ニュースまとめ
先日、4枚目のアルバム『H-Logic』を発表したイ・ヒョリと、彼女が行きつけのカフェで会った。野球帽子をかぶった気楽な服装でインタビューに応じたイ・ヒョリはニューアルバムについて、以前は焦りがあったとすれば今回は新曲を早く披露したい気持ちが強いと満足感を示した。アルバム発売2日前に音源が流出し、悔しい思いが強いと思われたが、「作詞・作曲家と所属事務所の打撃が大きく、申し訳ないと思っています。悔しい気持ちはありますが、涙が出るほどではありません」と話す。
イ・ヒョリは”ガールズ・グループ”ブームのなか、「先輩らしさとは何か」と悩み、後輩らと差別化するという答えを得たという。しかし、それには新しい流行をリードし、模範になる責任感も伴う。アルバムタイトルが『H-Logic』であることも、こうしたイ・ヒョリの考えが音楽、ファッション、ミュージックビデオなどに隅々まで浸透していることを意味する。
アルバムに14トラックを収録したのは、主にシングルとミニアルバムをリリースするガールズ・グループとは異なる道を歩み、後輩に良い影響を与えることになると考えたためだ。アルバムに金をかけ、昔のように格好良くミュージックビデオを撮影しても、成功できることを見せたかったという。
今回、音楽的な変化のため選択したジャンルはヒップホップ。1000曲のデモ曲から100曲を選び、そこからさらに10曲余りを選曲した。セカンドアルバムで盗作疑惑に巻き込まれただけに、今回は細かく検索し確認した。メロディーや楽器構成が新鮮な曲、音色に合う曲を求めた結果、米国の作曲家チームなや新人作曲家らを起用し、レコーディングには有名な人より実力あるラッパー、一目置いていたガールズ・グループのラッパーを参加させ、イ・ヒョリ自身もラップに挑戦した。
しかし、「ほかの人とは異なるべき」「トレンドをリードする」との強迫観念が、10~20代のガールズ・グループとの競争に対する反作用ではないだろうか。
イ・ヒョリは、ガールズ・グループブームは危機ではなく、むしろチャンスだと話した。ガールズ・グループが多いだけに、別の姿で登場すれば差別化となり、新鮮さを与えることもできるからだ。そのため、ファッション、ヘアスタイル、メークもガールズ・グループのようにかわいらしく、女性らしくするよりは、ヒップホップに合わせ、カリスマある中性美に焦点を合わせた。
最近は、バラエティー番組に出演したことで「保護する必要のない強い女性」というイメージもできた。しかし、そのようなイメージは100%本当のイ・ヒョリではない。電気の消えた家に帰るときは恐く、結婚もしたいと話す。一人暮らしは5年目だが、寂しいと打ち明けた。
以前は結婚したら未練なく芸能界を引退するかのようにに話していたイ・ヒョリだが、考えが変わっていた。恋愛と仕事を並行してこそ、両方ともうまくいく気がするため、仕事をやめさせようとする人とは結婚しないと語る。
自らを「国内用」と呼び、海外進出に消極的なことについても、「冒険心が少ない上に、恋もしたいし、家族との時間も大切にしたいし、苦労したくないため」と率直に話す。
女性アイドルグループ<Fin.K.L>でデビューし、芸能活動も13年目に入るだけに経済力もある程度備えている。それでも本業に専念しようと副業には目を向けなかった。最近はステージ衣装などに多く投資している。
長い時間、トップの座を守っている秘訣を尋ねると自信を示した。「イ・ヒョリの新譜が気になるという信頼を築いたようです。信頼を築くため、プレッシャーに悩まされることもありますが、学びながら解決していくことを楽しんだりもします」。
イ・ヒョリはニューアルバムに対する大衆の関心が、未来に対する考えを明るくしたと話した。結婚した女性もダンス歌手を続けることができるという楽観的な考えを持つようになったという。今後、演技にも挑戦し、司会者としても成長したいと抱負を語った。
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