理解しにくい今回の大会カードはWBCを主催したメジャーリーグ事務局がメジャーリーグ方式を適用して作ったのだ。メジャーリーグプレーオフのように1組は1組チーム同士、2組は2組同士最終1位のチームを決定し、ワールドシリーズのような最終決勝戦を行うことにしたのだ。
普通のトーナメントでは各組1、2位のチームがクロスで戦うが、そのようになれば1組1位の韓国は2組2位のキューバと、1組2位の日本は2組1位のドミニカ共和国と対決したはずだ。米国に有利になるような「卑劣な手口」の対戦カードだったという非難があったが、米国人は全く変だとは思わなかっただろう。
しかし確かに米国に有利な対戦カードだった。2組のドミニカ共和国はメジャーリーガーだけで構成された代表チームを結成し、キューバはアマチュア最強として米国をおびやかすことができる戦力だ。米国はこれらをすべて避けたのだ。もし対戦カードの作成に意図があったのなら米国が韓国や日本をメジャーリーガーたちで構成された中南米の国々より甘く見たわけだ。
政治的な面で見たら米国政府が大会参加にまったをかけたキューバが米国本土を踏まずにプエルトリコ(1ラウンド)で試合をして帰ることもかなったかもしれない。
しかし米国の計算は外れた。米国は結局韓国とメキシコに負けて脱落し、韓国と日本はWBCを「韓日スーパーゲーム」にした。
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