サッカー韓国代表=19日、坡州(聯合ニュース)
サッカー韓国代表=19日、坡州(聯合ニュース)
【坡州19日聯合ニュース】サッカー・ワールドカップ(W杯)で南アフリカの地を踏む勧告代表23人の選定に向け、「第2次生存競争」が始まった。
 2泊3日の休暇を終えた最終登録メンバー候補26人は19日午前、京畿道・坡州の代表チームトレーニングセンターに再び集結。日本代表との強化試合(24日、埼玉スタジアム)、オーストリア合宿に備えるトレーニングを開始した。
 真っ先に姿を見せたのは、17日にロシアから帰国したキム・ナムイル(トム・トムスク)。選手らは生き残りに賭けた強い意志を胸に、続々と坡州入りした。エクアドル戦で右足首を負傷したキム・ジェソン(浦項スティーラース)は、この日は松葉杖をはずし、順調な回復をアピールした。右ふとももを負傷したイ・ドングク(全北現代)も、「残り期間、回復に集中する。早くよくなる予感がある」と意欲を示した。
 何より、26人への絞込みでボーダーラインにかかっていた選手らの表情は明るい。3人が脱落した守備陣で生き残ったキム・ヒョンイル(浦項)は、「大韓民国サッカーが望む高い場所に到達できるよう、一助となりたい」と、笑顔で抱負を語った。足首の故障が心配されたキム・ジェソン(浦項)も、「初めての負傷なのでとても驚いたが、検査結果が良く、回復も速い」と自信感を示した。チョ・ヨンヒョン(済州ユナイテッド)は、「W杯本番に一歩近づいた。幼いころに夢見た舞台に立つ可能性が高くなり、光栄に思っている。サッカーは競争が必須。ミスを減らして良いプレーを見せる」と誓った。
 一方、主将パク・チソン(マンチェスター・ユナイテッド)をはじめとするベテラン陣は、初めてのアウェーでのW杯ベスト16入りに闘志を燃やす。個人通算3度目のW杯出場を目指すアン・ジョンファン(大連実徳)は、ファンの大きな期待はプレッシャーでもあるとしながらも、「個人的な欲よりも、韓国が16強入りできるよう、力になりたい」と語った。これが最後のW杯になるかもしれないと、「栄光で最後を締めくくろうというのが、引退を控えた選手の心情だろう」と笑った。
 パク・チソンも「とにかくチームのためにプレーするという思いだけ。今の韓国代表は潜在力十分。常に同じ覚悟でトレーニングに臨んでいる」と力強く語った。
 代表チームは坡州で4日間トレーニングした後、22日に日本入りする。その後はオーストリアでの合宿に向かう。

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