【独占インタビュー】日本デビューしたSindy「日本各地の名産品を堪能してます（笑）」

2010/05/27 11:12 コメント

2010年4月21日にシングル『ひとつ』で日本メジャーデビューを果たした韓国出身の歌手Sindy（シンディー/本名:シン・ギュジョン）。1986年生まれの24歳で、日本・中国・韓国・台湾、4カ国でのオーディションで選ばれた注目の新人だ。

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－歌手になったきっかけを教えてください。
もともとピアノが専門だったのですが、高校1年生の時に映画の挿入歌を歌いました。その後、大学入学時にピアノをやめて歌に専念することにしました。

韓国ではドラマ『On Air』などのOSTや、フィーチャリングでさまざまな楽曲に参加してきたそうだ。また、歌手がレコーディングをする前の「ガイドボーカル」としても活動し、その歌唱力が認められている。
－フィーチャリングはどんなジャンルのものだったのでしょうか。
主にヒップホップ・アーティストの楽曲に参加していました。韓国では、クラブにもよく行きましたね。二十歳くらいのときは、6時間以上踊りっぱなしでも平気でした（笑）。
－『ひとつ』はヒップホップとは異なりますが、歌ってみてどうですか。
『ひとつ』はわたしにとって初めてのスタイルでしたが、歌い方などは気になりませんでした。

デビューシングルには、作曲家自らが“ど歌謡”と称す『ひとつ』のほか、韓国語のせりふが入った切ないバラード曲『泣いてもいいんだな…』と、人気歌手“一青窈”が作詞を手掛けた『私の虹』が収録されている。『ひとつ』は人気TV番組＜たけしの健康エンターテインメント！みんなの家庭の医学＞のエンディングテーマ（※）にも起用されている（※4月～6月の期間中）。また、有名作詞・作曲家のマシコタツロウ氏と武部聡志氏がプロデュースを担当し、Sindyのデビューを強力にバックアップしている。

－プロデューサーとのエピソードはありますか。
レコーディングのときは今よりも日本語ができず緊張していたのですが、武部聡志さんにいろいろと教えていただきました。すごく優しい方です。
－日本語で歌っていて、難しい部分はどこですか。
発音と意味ですね。韓国語では「つ」や「ぜ」という発音がありませんので、難しいです。それから、詩的な表現の意味を把握するのに時間がかかります。スタッフに意味を教わりながら頑張っています。
－海外での活動はどうですか。
キャンペーンは韓国にはない方式なのですが、楽しんでいます。はやく広い会場で大勢の皆さんの前で歌えるようになりたいですね。
－キャンペーン中のエピソードを教えてください。
おいしいものをたくさん食べました。いつも、その土地の「1番有名な食べ物」を聞いて食べるのですが、釜揚げうどん（宮崎県）、馬刺し（熊本県）、のぼるラーメン（鹿児島）、角煮まんじゅう（長崎県）、もつ鍋（福岡県）、博多ラーメンなどなど、その地域の名物がいただけるのでうれしいです。ただ、牛タンは苦手でしたね…。韓国では牛タンを食べる習慣がなく、どうしても食べられませんでした。
それからキャンペーン中に、客席に韓国人がいたことがあって、なんだか恥ずかしかったのを憶えています（笑）。

“食べ物”の話に及ぶと自然と等身大の24歳に戻っていた。そして、韓国にはないキャンペーンもSindy自身が楽しんでいるようすが伺えた。日本に来て10か月、日本語もままならなかったという彼女が、今ではインタビューに応じられるほど流暢（ちょう）な会話をする。ここまで辿り着くのに、どんな経験をしてきたのだろうか。

－日本ではどのような生活をしているのですか。
今は学校に通いながら仕事をしています。それ以前は日本語の勉強が大事だったので、シングルの準備をしながら、日本語学校に通うという生活でした。
－日本に来て苦労したことは何ですか。
来日当初は日本語もわからないし、ひとりだったのですべてが大変でした。でも、日本語の会話もできるようになって、すぐに日本に慣れることができました。友達やスタッフのおかげで、今は大変なことはありません。
ただ、辛いものが食べたくなりますね。日本の食べ物もおいしいですが、長い間外国にいると、やはり韓国料理が恋しくなります。キムチを実家から送ってもらったり、新大久保にもよく行きますよ。
－日本にいて戸惑うことはありますか。
大きく見ると日本と韓国は似ているのですが、毎日生活をしていると些細なことで異なる部分が見えてきます。それは生活しないとわからないことかもしれませんね。
生活する分には日本語は問題ないのですが、笑うツボが違ったり、昔の話をされるとついていけません（苦笑）。でも実は、方言も勉強中なんですよ（笑）。
－カルチャーショックを感じたことはありますか。
日本では、70～80代に見える方々もキレイにオシャレをしていますよね。ヘアスタイルにも個性があって、アクセサリーもつけていますし、ヒールも履いています。わたしの田舎（慶尚北道）では見られない光景なので、驚きました。
－行ってみたい日本の場所はどこですか。
富士急ハイランドです。ジェットコースターが大好きで、怖いものも好きなのでお化け屋敷に入りたいですね。あとは、沖縄に行ってみたいです。

－休みの日は何をしていますか。
「ごろごろ」しています（笑）。寝ながらパソコンしたり…。あとは、ドラマや映画が好きなのでDVDをよく見ます。ドラマを見て日本語の勉強もしました。
－どんな作品を見るのですか。
アメリカのドラマも見ますし、ホラーも大好きです。本当に何でも見ます！

－韓国のオススメスポットを教えてください。
ソウルだと東大門のショッピングモールです。それから、わたしも行きたい済州島（チェジュド）。景色がいい慶州（キョンジュ）もオススメです。あとは、海が好きでワイワイしたいなら釜山がいいと思います。わたしも海で遊ぶのが好きなんですよ。海雲台（ヘウンデ）にもぜひ行ってみてください。

－理想の男性のタイプを教えてください。
男らしくて、自分を守ってくれる人が好きです。日本の芸能人だと、木村拓哉さんや瑛太さんがカッコいいと思います！

－これから挑戦したいことは何ですか。
ドラマや映画の主題歌を歌ってみたいです。自分の歌が流れているのを聴くとうれしいので、日本でもぜひ挑戦したいと思います。それから、フィーチャリングやデュエットもしたいです。昨年の紅白で初めて「コブクロ」さんを見て、大好きになりました。機会があったらぜひご一緒したいです。そして、ライブで歌を聴いてもらいたいので、コンサートができるように頑張りたいです。応援よろしくお願いします。

インタビュー中もさまざまな表情を見せてくれたSindy。人々を魅了する歌声と明るいキャラクターで、“アジアの歌姫”として活躍する日を期待したい。

一方Sindyは、5月29日(土/13:00～) GUNZE Town Center TSUKASHiN　せせらぎ通り（雨天中止）、5月29日(土/16:00～)イオンモール鶴見リーファ 3F リーファコート、5月30日(日/13:00～)阿倍野Hoop 1F オープンエアプラザ（雨天中止の可能性あり）、5月30日(日/16:30～)マリンピア神戸船の広場野外ステージ（雨天中止の可能性あり）、6月4日(金/19:00～)新橋STAGE FARO（東京・JR新橋駅前・SL広場）にてライブを行う予定だ。

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