東京公演のようす(ライブワークス提供)=7日、東京(聯合ニュース)
東京公演のようす(ライブワークス提供)=7日、東京(聯合ニュース)
「メンバーが軍服務を終え一緒に過ごす時間ができれば、6人がステージで歌う姿をお見せできると思います」――。

シン・ヘソン(SHINHWA) の最新ニュースまとめ

 グループ<SHINHWA>のメンバーでソロ歌手として活動するシン・ヘソンが7日、日本の東京国際フォーラムでソロコンサート<ファインド・ボイス・イン・ソング>を開催。開演前の記者会見で、神話としての活動を続ける考えを示した。

 <SHINHWA>は1998年にデビューした、韓国の最長寿アイドルグループだ。6人のメンバーのうち、シン・ヘソン以外の5人全員が兵役で軍に服務している。
 メンバーらは全員真面目に軍生活を送っているが、今でもよく会い、互いを頼りにしているという。6人でまたステージに上がるときのために、「こんな音楽はどうか」と構想もしている。「姿が見えなくても忘れないで」とファンにメッセージを伝えた。

 <SHINHWA>の長寿の秘訣(ひけつ)は、メンバー同士の遠慮のない会話だと話した。

 「12年の間、問題がなくはありませんでした。危機もあったが、その度に会って話をし、けんかして和解してを繰り返しました。男同士の友情というのがずいぶん作用したと思います」。

 また会見では、昨年、常習賭博で物議を醸したことについて反省と後悔の心境を明かした。2007年から2008年まで5回、海外のカジノで多額のギャンブルをしていたことで、昨年10月に罰金刑を受けた。この事件について語るのはこれが初めてだ。シン・ヘソンは「失望させたファンの前でまた歌えるだろうか」と考えていたと振り返った。「あのことを忘れず、これからも反省していきたい。本来の居場所であるステージで努力することでお返ししたい」と語った。

 会見中は時折言葉を詰まらせ、「賭博」という言葉を口にするのがつらいのか、「あの事件」「あのこと」と表現しながらも、率直に話を続けた。

 ことし2月には初の日本語フルアルバム『ファインド・ボイス・イン・ソング』をリリースしたが、韓国のインターネット上で、自粛の期間が短いこと、日本での復帰ということで非難を受けた。これについては、自粛の時間を持つのは当然で、自分でも早いという思いはあったと話す。日本でのアルバム発売と今回の公演は事件前から計画されていたもので、可能な限りの延期の末、この時期になったと説明した。初めての日本語のアルバムは自分にとって大きな意味があったが、思いは複雑だったという。

 「12年間ステージで歌い、いろいろがことを経験してきましたが、あのことは本当に恐ろしい出来事でした。いろいろ考えたが結論が出ず、わたしにできることは歌うことだけでした。ステージに立てて本当にうれしく、久しぶりに感じる幸せな時間です。本当に歌いたかった」

 つらい期間、12年間をともに歩んだ<SHINHWA>のメンバーらが大きな支えになった。深刻に励ますのではなく、冗談を話しかけるようにして気分をほぐしてくれた。この事件を機に「やはりメンバーしかいないと、改めて気付いた」という。

 今後は、日本でリリースしたアルバムを7月に韓国でライセンス発売し、7~8月に中国・上海、台湾・台北、タイ・バンコクなどでアジアプロモーションやファンミーティングを開催する予定だ。秋には韓国で4枚目のアルバムを発売する。また、アジアツアーも計画している。

 秋に韓国でアルバムを発売すると決めるまでには、時間が必要だった。「身を引き締め、勇気も必要でした。すべてを投じ、良い音楽であいさつしたい」と意欲を示した。

 また、友人のKANGTA、イ・ジフンと結成したプロジェクトグループ<S>でも、ファーストアルバムからずいぶん時間が経つが、2月にカンタが兵役を終えた後に新アルバムをリリースする構想をしていると明かした。



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