ギリシャ戦パブリックビューイングは全国287か所で行われ、あいにくの雨にもかかわらず、92万9000人が集った。代表的な応援の名所・ソウル市庁舎前広場には、4万8000人が集結。新たな応援地・三成COEX前永東大橋には、これを上回る5万5000人が殺到した。ソウルだけで19万2500人(警察推計)が、心をひとつに韓国代表に声援を送り、勝利の喜びを分かち合った。
京畿道・水原ワールドカップ競技場には、約2万5000人が集まった。1000インチの超大型スクリーンが設置された釜山・海雲台海水浴場では2万人余り、釜山・アジアドメインスタジアムでは3万人余りが観戦した。光州ワールドカップ競技場、仁川文鶴競技場、大田ワールドカップ競技場、蔚山・太和江沿い広場など全国のパブリックビューイングの名所で、数千人から数万人が集まり、韓国代表のベスト16入りを祈った。
また、携帯電話のデジタルマルチメディア放送(DMB)がパブリックビューイングの新アイテムとなった。人波で電光掲示板が見えないと、携帯電話で中継を視聴しながら応援する市民の姿が、いたるところで見られた。
W杯開催地、南アフリカでは、現地在住の約4000人の韓国人社会が歓喜に沸いた。試合が行われたポート・エリザベスのネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアムには、ヨハネスブルク、プリトリアから約140人、ケープタウンから約120人、ブルームフォンテーンから約30人など、現地の韓国人が駆けつけた。韓国サポーターの指揮を取った韓国人会会長は、「試合で勝ち、応援合戦でも勝った」と満足げな表情で、韓国から遠く離れた南アフリカに住む同胞に代表選手らが大きな喜びを抱かせてくれたと語った。スタジアムに直接足を運ぶことができなかった在住者らも各地で集まり、ヨハネスブルク、プリとリアなどの韓国人教会では、赤いTシャツ姿の韓国人200人余りが大型スクリーンで観戦した。
このほか、世界各地で現地に在住する韓国人が集まり、韓国のW杯初戦を見守った。
日本の東京では、港区・麻布の在日本大韓民国民団中央本部に、300人余りが赤いTシャツ姿で集結した。在日同胞1~5世を代表する在日本大韓民国青年会、1980年代以降に来日したニューカマーを代表する在日韓国留学生連合会がともに行った、初めての合同行事だった。四谷の韓国文化院でも、権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日韓国大使をはじめ300人余りが集まったほか、韓国人が多く居住する上野、新大久保などでも、それぞれに集まり韓国の善戦に声援を送る姿が見られた。
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