【ヨハネスブルク16日聯合ニュース】2022年サッカー・ワールドカップ(W杯)韓国招致を目指す誘致(招致)委員会の韓昇洲(ハン・スンジュ)委員長は、W杯開催中の南アフリカ共和国・ヨハネスブルクで17日に韓国記者団と会い、韓国が決勝トーナメントに進出すれば、2022年大会の招致にも大きな追い風になると期待を示した。
 韓国代表は、12日に行われたB組1次リーグ初戦のギリシャ戦に2-0で完勝した。韓委員長は「選手がよく戦いギリシャを退けたことは、全国民に大きな喜びとなった。W杯で健闘することそのものも意味が大きいが、W杯の招致にも一助となり得る」と述べ、決勝トーナメント進出を祈願した。
 2022年大会の招致の可能性については、韓国開催の妥当性と能力、開催準備などを考慮すると、ほかの招致申請国より大きく優位に立っていると評価。「相当な自信があり、(招致を)楽観している」と述べた。
 国際サッカー連盟(FIFA)は12月2日に執行委員24人による投票を行い、2018年大会と2022年大会の開催地を同時に決定する。
 韓国は米国と日本、カタール、オーストラリアなど非欧州圏の国と2022年大会をめぐり争う。最近では日本とオーストラリアがやや競争に後れを取っている一方、米国はクリントン元大統領とバイデン副大統領を動員し招致に乗り出しており、2022年大会の招致争いは韓国と米国の一騎討ちの様相を呈しつつある。
 韓委員長は米国について、名士を動員することが実質的に票につながるかどうかは疑問だとし、韓国はより実質的な方法で招致活動を行っていると話した。



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