16日(韓国時間)に行われた北朝鮮対ブラジル戦=(聯合ニュース)
16日(韓国時間)に行われた北朝鮮対ブラジル戦=(聯合ニュース)
【ソウル20日聯合ニュース】北朝鮮がサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会への出場で、国際サッカー連盟(FIFA)から少なくとも1000万ドル(約9億670万円)を受け取る見通しだ。
 北朝鮮は決勝トーナメントに進出できなくても、W杯準備金や成績による配当金、参加日数に応じたクラブへの補償金などを合わせ、996万ドルをすでに確保している。
 FIFAが32の出場国すべてに支払う準備金は100万ドル。また、各クラブには所属選手1人につき、大会参加中1日1600ドルの補償金が支払われる。参加日数は、開幕2週前から最終競技日の翌日までで計算される。さらに、予選で敗退した場合でも、17位から32位までには配当金800万ドルが支払われる。外貨不足にあえぐ北朝鮮にとって、選手の善戦がさらにうれしい理由だ。
 北朝鮮の国内組は平壌市など6クラブに所属している。補償金は原則としてこれらクラブのもので、配当金の一部も選手とコーチングスタッフに渡されるべきだが、北朝鮮当局が補償金と配当金をどう処理するかは未知数だ。
 北朝鮮はW杯本戦進出を決めた直後、監督と代表選手に「人民体育人」「功勲体育人」などの称号を与えている。今大会が終われば、金正日(キム・ジョンイル)総書記からの贈り物として住居や車などを提供する可能性が高い。




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