北朝鮮は決勝トーナメントに進出できなくても、W杯準備金や成績による配当金、参加日数に応じたクラブへの補償金などを合わせ、996万ドルをすでに確保している。
FIFAが32の出場国すべてに支払う準備金は100万ドル。また、各クラブには所属選手1人につき、大会参加中1日1600ドルの補償金が支払われる。参加日数は、開幕2週前から最終競技日の翌日までで計算される。さらに、予選で敗退した場合でも、17位から32位までには配当金800万ドルが支払われる。外貨不足にあえぐ北朝鮮にとって、選手の善戦がさらにうれしい理由だ。
北朝鮮の国内組は平壌市など6クラブに所属している。補償金は原則としてこれらクラブのもので、配当金の一部も選手とコーチングスタッフに渡されるべきだが、北朝鮮当局が補償金と配当金をどう処理するかは未知数だ。
北朝鮮はW杯本戦進出を決めた直後、監督と代表選手に「人民体育人」「功勲体育人」などの称号を与えている。今大会が終われば、金正日(キム・ジョンイル)総書記からの贈り物として住居や車などを提供する可能性が高い。
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