サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会、B組1次リーグ第3戦ナイジェリア戦を控える韓国代表の許丁茂(ホ・ジョンム)監督は21日、ダーバンで行われた公式記者会見で、初の国外開催大会決勝トーナメント進出を賭けた戦いに挑む心境を語った。「破釜沈船(釜を破り船を沈める)」、決死で戦うという意味の故事成語で覚悟を示した。
以下は一問一答。
――ナイジェリア監督をどう見るか。また、最も恐るべき選手は。
「試合を数度見たが、ラーゲルベック監督はすばらしい人物だ。攻撃陣ではアイエグベニ、オデムウィンジ、ウチェら優れた選手を抱える。守備陣もヨボら良い選手が多く、良いチームだ」
――ベスト16進出の道は複雑だが。
「ほかの試合を見守らなければならないが、わたしたちがどれだけ良い試合を展開し、良い結果を得るかが重要だ」
――攻撃型と守備型、プレースタイルの選択は。
「アルゼンチン戦は、守りの試合、攻めの試合と考えていたのではない。守りの試合のように見えるが、ナイジェリア戦では、攻撃と守備のバランスを取りながら、勝つ試合をする」
――先制ゴールを許せば、展開が苦しくなると思われるが。
「試合は誰にも分からない。先制ゴールを入れれば良い方向に余裕ある展開ができるだろう。先制ゴールを与えれば難しい試合になり得る。仮想で語ることは難しい。先制ゴールを決めたいが、試合は予測不可能だ。どのような状況になっても粘りの勝負が必要だ」
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