サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で初の国外開催大会決勝トーナメント進出を決めた韓国代表の主将、朴智星(パク・チソン)が、心境を語った。韓国は当地で22日に行われたB組1次リーグ第3戦でナイジェリアと2-2で引き分け、アルゼンチンに次ぐB組2位でリーグを突破した。試合後に取材に応じた朴は、「最初からベスト16を目標とし、ついに達成した。わたしはもちろん、全選手が国外大会ベスト16の難しさを実感した。困難に勝ち抜いた選手たちが誇らしい」と、力強く語った。
第2戦アルゼンチン戦で大敗し、韓国内の雰囲気が良くなかったことを知ったという朴。しかし、選手らは外部情報との接触が容易ではなく、これが幸いだったと話した。
1次リーグを終えた心境を尋ねると、「集中力が必要で、小さなミスも許されないということが教訓」だと語った。試合中に集中力を失うこともあったが、今後はそうした面を認識しながら試合に臨まなければならないとした。また、試合を楽しめるようになったというプラスの面もあると話した。
2002年韓日大会では、自身はW杯初出場、韓国代表最年少だった。漠然と先輩たちについて行き、ベスト16進出の難しさは正直なところあまり感じていなかったと振り返った。2度目のW杯で主将となり、真の厳しさを知った。チームメイトたちがしっかり着いて来てくれたことに感謝していると、笑顔を見せた。
一方、大韓サッカー協会は、国外開催大会ベスト16入りという成果に、代表選手らの兵役恵沢を建議する方針だ。これについて朴は、自身も2002年大会の成果で兵役恵沢を受け、そのため欧州進出の機会を得たとしながら「海外に進出した選手が国内の後輩たちに技術を伝え、それを土台に世界のサッカーとの距離を埋めることができた。兵役恵沢は必ず必要だ」と話した。
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