1次リーグB組の韓国は、初戦でギリシャを2-0で破り、第2戦ではアルゼンチンに1ー4で完敗したが、ナイジェリアとの第3戦は2-2で引き分け、組2位(1勝1敗1分け)の成績で念願の国外大会決勝トーナメント進出を果たした。決勝トーナメントは初戦でウルグアイに1-2で惜敗したが、不屈の闘魂で国民に深い感動を与えた。
許丁茂(ホ・ジョンム)監督をはじめコーチングスタッフ、所属するトム・トムスクに合流するためロシアに移動した金南一(キム・ナムイル)と、スコットランド・プレミアリーグのセルティックと入団交渉のため英国に向かった車ドゥリ(チャ・ドゥリ)を除く選手21人は、仁川国際空港に出迎えた家族やファンの熱烈な歓迎のなか、入国ロビーに姿を見せた。空港で記念撮影した後、ソウル市内のホテルに移動し、解団式を兼ねた記者会見を開いた。
許監督は「夜を徹して選手に力を与えてくれた国民に感謝している。初の国外大会16強入りは達成したが、悔しさが残るのは事実だ。今後、次のW杯など国際大会で韓国サッカーがどの方向に進むべきかという回答を見出した」と語った。自身は大したことをしておらず、選手らがとてもよくやってくれたが、一生懸命やった選手らがピッチで悔し涙を流したときは胸が痛んだと振り返った。
ナイジェリア戦で劇的な逆転ゴールを決めた朴主永(パク・チュヨン)は「チームは16強入りしたが、攻撃手としてあまり助けになれず悔いが残るW杯だ」と話した。アルゼンチン戦でのオウンゴールを申し訳なく思っていたが、コーチングスタッフと選手らが重い気持ちを分かち合ってくれたため、気持ちが楽になったという。
ベテランの李栄杓(イ・ヨンピョ)は「準備中、大会期間中、チームが1つの目標に向かいまっすぐ進んでいるんだと感じることができた。大きな試合にプレッシャーも感じずプレーする選手らの姿が誇らしく、4年後にどれだけ成長しているだろうと期待している」と語った。
主将の朴智星(パク・チソン)は、「これまで国民の皆さんが真心のこもった応援と声援をくださったことに心から感謝します」とあいさつ。また、主将としての役割については「皆プロの選手なので、特に言うことはなかった。先輩たちが役割を尽くしてくれたおかげで、プレッシャーも克服できた」と語った。
記者会見を終えた選手らはソウル市庁舎前広場に移動し、韓国代表歓迎の特別生放送に出演した後、解散した。
韓国代表は、8月初めに新体制を発足する。大韓サッカー協会は来月10日までに技術委員会を開き、許監督の後任を決めるなど代表チームを再整備する。許監督が留任するか新監督が起用されるかにより、コーチングスタッフの変化の幅が決まる。
新生韓国代表は、8月11日に国際Aマッチが予定されており、同月初旬に京畿道・坡州の代表チームトレーニングセンターに招集の予定だ。9月7日はイラン、10月12日は日本と強化試合を行い、来年1月にカタール・ドーハで開催されるAFCアジアカップに備える。
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