許監督は、選手らをひとつにまとめた肯定・自律・疎通のリーダーシップで、韓国人監督W杯初勝利を収め、1954年スイス大会に初出場して以来、56年を経て国外開催大会決勝トーナメント進出を実現し、韓国サッカー史に新たなページを刻んだ。
以下は一問一答。
――韓国サッカーの現在のレベルは。
「わたしたちも明らかにやれる。世界レベルに迫っており、強豪と競うこともできる。後れても先を進んでもいない状態だ。世界の強豪との試合でも決して萎縮しない自信感を得た。より細密な技術的部分で、幼いころから体系的な補完が必要だ。長期・短期的な計画を立てる必要がある」
――今大会で悔やまれる場面、うれしかった場面は。
「喜びはやはり、目標を達成したことだ。悔いがあるとすれば、選手たちはとてもよくやってくれたが、もっと上がれる機会に挫折したということだ。まだ進むべき道のりは遠い。少しでも成果を出せたのは、選手やコーチングスタッフ、協会が助けてくれたおかげだ。わたしは大したことをしていない。声援を送ってくださった国民とレッド・デビルズに感謝の言葉を贈る」
「ナイジェリア戦(1次リーグ第3戦)でけりをつけることになると予想し、その試合でベスト16進出を決めたときはうれしかった。(決勝トーナメント初戦の)ウルグアイ戦は喜びと悔しさが交錯した。選手たちがとても悔しがる姿を見て、涙が出るほど苦しかった」
――選手らと一杯やる考えは。
「選手皆に感謝している。ビールでもどうだと勧めたら、選手だからか飲まない。飲んだ選手もいたし、そうでない選手もいた」
――今日にふさわしい故事成語は。
「故事成語は、いろいろな言葉で表すのが難しいときに使う。どんな言葉が必要か周りに聞いたりもした。こんなに熱い歓迎を受けるとは思わず、準備してこなかった。次は考えておきたい」
japanese@yna.co.kr
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0