国会議員再・補欠選挙、8選挙区で28日実施

【ソウル11日聯合ニュース】28日に実施される国会議員再・補欠選挙が、13～14日の立候補者登録を皮切りに選挙戦に突入する。選挙は「ミニ総選挙」の意味合いを持ち、6月2日の統一地方選挙以降の民意の流れを見極める契機ともなる。
　選挙区は▼ソウル市恩平区乙（再選挙）▼仁川市桂陽区乙▼光州市南区▼江原道原州市▼江原道・太白市、寧越郡、平昌郡、旌善郡▼江原道・鉄原郡、華川郡、楊口郡、麟蹄郡▼忠清北道忠州市▼忠清南道天安市乙（以上補欠選挙）――の8つ。
　公式選挙運動は15日から。与党ハンナラ党は、地方選挙で圧倒的優位をみせた野党をけん制してこそ力のバランスが取れ、地域が発展するとの理論で支持を訴える考えだ。いずれも勝利を断言し難い状況だが、1～2か所で勝利すれば、地方選挙敗北の衝撃から立ち直ると同時に、3年目に入った李明博（イ・ミョンバク）政権の安定した国政運営を下支えする足場を築けるものと期待している。
　一方、最大野党の民主党は、今回の選挙を地方選挙に続く「第2の政権審判の場」と規定し、李明博政権の国政運営基調を変えるよう、有権者に求める方針だ。
　こうしたなか、最近になって国務総理室による民間人違法査察が政局のホットイシューに浮上しており、選挙への影響が注目される。