SE7EN の最新ニュースまとめ
米国進出のため韓国での活動を中断していたSE7ENは20日、3年8か月ぶりにリリースしたミニアルバム『デジタル・バウンス』を引っ提げ、ソウル市内のクラブで<SE7EN デジタル・バウンス・リリース・パーティー>を開いた。復帰を待ち臨んでいた韓国と日本のファン350人余りの熱気で、会場は大いに盛り上がった。
久しぶりのステージを終え、聯合ニュースのインタービュに応じたSE7ENは、まずは米国進出の話から切り出した。
絶大な人気を誇っていたSE7ENだが、わずか数日で主導権が変わる韓国音楽業界を考えれば、3年余りの空白期間は、振り出しに戻ることを覚悟したうえでの冒険だった。米音楽界進出を目標に2007年に渡米したが、満足のいく成果を上げることはできなかった。むなしく過ぎた時間と人々は言うかもしれないが、SE7ENは真摯(しんし)に振り返る。ステージに立ちたい気持ちでいっぱいで、所属事務所のヤン・ヒョンソク代表を恨むこともあったという。
「ポップス市場進出という当初の目標を実現できなかったのは事実です。英語や音楽の準備期間ばかりが長く、デジタルシングル1曲を出しただけで、まともにデビューしたとも言えない」と、夢をかなえることができなかった悔しさをにじませる。
それでも、米国で音楽やダンスを学び、人間的に成長した。別の言い方をすれば、自分にプラスなる時間を過ごせた。
実際に経験した米国市場のハードル、はかなり高かった。成功には歌手としての才能、音楽、プロモーションの三拍子がそろわなければならないが、未熟なところがあったと自評するとともに、言葉の問題や東洋的なルックスなど、見えない壁もあったと打ち明ける。
インタビューに同席したヤン代表は、世間はSE7ENが米国で失敗したというが、米国で目に見える成果を生んだ韓国歌手がいないなか、失敗を予想した上での挑戦だったと語った。
音楽のレベルが高く、アジア人には簡単に扉を開いてもらえない。ハードルは予想以上に高かった。この3年間セブンは進出準備に明け暮れており、今の時点で成功か否かと論じるのは時期尚早だと強く述べ、これを反面教師に改めて挑戦する考えを示した。
「決まり文句だから言うのではなく、本当に新人の心構え」というSE7EN。韓国復帰への準備作業に、1年を費やした。最大の悩みは、「進化」したと評価してもらえる音楽作りだった。エレクトロニックサウンドにヒップホップのビートを加えることを選択、特有のハスキーな美声を乗せた。最初はこれまでのSE7ENの音楽とは違うように聞こえるかもしれないが、「従来の自分の色を捨てるのではなく、進化」だと、強い自信を示した。
韓国を離れている間に、音楽市場はアイドルグループが急増し、所属事務所からも<BIGBANG>、<2NE1>ら多くのグループがデビューした。パフォーマンスが売りの男性ソロ歌手は姿を消した音楽界で、SE7ENも危機感が膨らまないはずがない。それでも、事務所の後輩たちの成長を喜び、米国でも韓国の音楽番組を見ていたが、ステージを見ると体がうずうずしたと笑う。
韓国とともに、一時活動に力を入れていた日本にも復帰する。10月ごろ韓国でアルバムを出した後、来年1月から6か月間は日本での活動に専念する計画だ。
「一からやり直すという考えで準備してきました。気持ちも新しい。かつてないほどトップを撮りたいという思いでいっぱいです」。
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