自腹を切っての無料コンサート…23日、弘益大学前のライブハウスにて

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『浪漫猫』をヒットさせた混声4人組ロックグループCherry Filter(チェリーフィルター)が、奇想天外な無料パーティーコンサートを企画した。

Cherry Filterは、来たる23日午後6時から午前2時まで、なんと8時間にかけてソウル弘益(ホンイク)大学前のライブハウス<ローリングホール>でファンと対面する計画で、一般のコンサートとは完全なる差別化を宣言した。

Cherry Filterの紅一点かつボーカル担当のチョ・ユジンは「この日は楽屋を用意していません。客席のファンと飲み交わしたり、おしゃべりもするつもりです。普通、コンサート会場に行ったら、歌うところをただ見てるだけでしょ」

ファンと歌手の距離感を完全に取り払い、何時間も一緒に語り合い、次のアルバムについてのアドバイスをファンから聞きたい、というCherry Filterの意思が込められている。

ベーシストのヨン・ユングンは「最近は本当にみんな苦しいじゃないですか。折角の年末でも、雰囲気出すにはお金がかかるし。メンバーと相談の末、僕たちを支えてくれたファンの皆さんのために出来ることを、今年の秋から考えてきました。パーティーコンサートを無料でやろう、そしてファンに近づこう、ということになりました」と、今回のパーティー企画の意図を説明してくれた。

Cherry Filterは貸切料をはじめ、イベント進行費の全てを自腹を切って支払い、周囲の関係者を感動させたという裏話もある。

また、弘益大学前のライブハウスで、アンダーグラウンドで活動しているロックグループを招待し、ゲストステージを提供するなど、ロックのファン層を広げるといった意志も表明した。

この日、パーティーコンサートを終え、Cherry Filterは韓日文化交流使節団として、来たる30日、大阪に向けて出国。2005年1月1日午後6時NHKで3時間放送される<日韓友情音楽祭2005>に参加し、熱いステージを披露する。

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