制作発表会であいさつするチュ・ジフン(右端)とイ・ジュンギ(左端)=(聯合ニュース)
制作発表会であいさつするチュ・ジフン(右端)とイ・ジュンギ(左端)=(聯合ニュース)
軍服務中の韓国俳優、チュ・ジフンイ・ジュンギが、国防部が朝鮮戦争60周年を迎え上演するオリジナルミュージカル『生命の航海』に出演する。

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 ソウル市内で2日に行われた制作発表会で、チュ・ジフンは「俳優というよりは将兵として、軍で行う国のための仕事をしており、軍人という立場なので、より一層熱心に臨んでいる」と感想を語った。

 ミュージカルへの出演は『ドン・ファン』に続き2作目。しかし、復帰作という表現については、「各分野で確固たる地位を築いた方々があまりにも多く、一緒に出演する40人余りの将兵らにも迷惑になるかもしれない」と慎重な反応を示した。軍人として参加できることがうれしく、特技を生かせる任務に就き、感謝していると話した。

 同作品は1950年12月、米国の貨物船が撤収作戦に動員され、北朝鮮の住民1万4000人を劇的に救出した実話をベースにした大作。人民軍・ジョンミン役を演じるチュ・ジフンは貨物船で暴動を起こし、韓国軍少尉のヘガン役を演じるイ・ジュンギと対決する。

 ミュージカル初出演となるイ・ジュンギは「朝鮮戦争に参戦した方の平均年齢が80歳ぐらいになると聞いたが、その方々にささげる恩返しの公演になればと思う」と語った。朝鮮戦争についてよく知らない今の若者の関心を呼び起こす作品になってほしいと期待を示した。

 国防部と韓国ミュージカル協会、国立劇場が共同制作した『生命の航海』には芸能兵士やオーディションで選ばれた一般将兵50人が出演する。総監督を務める韓国ミュージカル協会のユン・ホジン会長は、戦争の残酷さや生命の大切さを実感できる作品だと紹介した。



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