【ソウル19日聯合ニュース】韓国と米国は来月初め、北朝鮮による韓国哨戒艦「天安」撃沈を受けた軍事措置の一環として、黄海で対潜水軍事演習を実施する。韓米が18日に資料を通じ共同発表した。
 両国は先月行った外務、国防担当閣僚による会談(2プラス2)で、朝鮮半島の東西の海上で一連の合同軍事演習を実施することで合意。先月25~28日には、東海で大規模合同軍事演習を行った。今回の合同演習について、韓米は資料を通じ「両国同盟間の対潜水艦戦における戦術と作戦能力の向上、各種対応手順の熟達に重点を置き侵攻する計画」だと説明している。
 具体的な計画については現在、実務協議を進行中で、参加戦力や訓練内容は未確定だ。米国側からは第7艦隊所属のイージス艦、原子力潜水艦を派遣すると予想される。東海での合同演習に参加した原子力空母ジョージ・ワシントン(9万7000トン級)は、今回は参加しない可能性が高い。
 米第7艦隊は、「カウペンス」「シャイロ」など8000~9000トン級巡洋艦、「ジョン・S・マケイン」などアーレイ・バーク級イージス艦、4000~1万5000トン級の揚陸支援艦、「バッファロー」「ヒューストン」などバージニア級(7000~1万トン級)原子力潜水艦で構成されている。
 韓国軍からは、国産駆逐艦「KDX-II」(4500トン級)、1800トン級、1200トン級の潜水艦、対潜ヘリ「リンクス」、海上哨戒機「P3-C」、戦闘機「F-15K」など中核戦力を参加させる見通しだ。
 国防部は「今回の合同対潜訓練は、北朝鮮の挑発を抑止し、朝鮮半島安保に向けた韓米の堅固な連合防衛体制維持に対する明確な意思とメッセージを内外に向け示す契機となるだろう」と強く述べた。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0