チョン・ヘヨン=(聯合ニュース)
チョン・ヘヨン=(聯合ニュース)
MBCで放送中のドラマ『イタズラなKiss』は、演じる俳優の実年齢を無視した配役が視聴者にうけている。

韓国ドラマ「イタズラなKiss~Playful Kiss」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

主人公のクールな秀才スンジョを演じるキム・ヒョンジュンは24歳、その母親クムヒを演じるチョン・ヘヨンは37歳と、年の差はわずか13歳。ドジな女の子ハニ(チョン・ソミン)を娘のようにかわいがりスンジョとの恋を応援する、元気で若い、新しいお母さん像を見せるには、チョン・ヘヨンがぴったりだったと、制作プロデューサーは語る。その言葉の通り、従来のドラマでは見られなかった母親の姿は、女性ファンが主なターゲットのこのドラマで、多くのファンを獲得している。

チョン・ヘヨンは撮影に入る前、「カップルに危機が生じるたびに積極的に助けてくれる新しいお母さん。視聴者に『こんな姑がいたらいいな』と思ってもらえるよう頑張ります」と話している。人気スター、キム・ヒョンジュンの母親という役が最初はプレッシャーに感じられたが、今では周りの友人らにうらやましがられているという。

スンジョとハニが通う大学の先輩でテニス部訓練部長、21歳のギョンスを演じるのは、1970年生まれのチェ・ソングクだ。実際のほぼ半分の年齢の役を演じていることになる。原作の漫画でも、ギョンスに当たる須藤先輩はとても21歳には見えないキャラクターという設定のため、コミカルな演技に定評のあるチェ・ソングクに白羽の矢が立った。

一方、同じくMBCで2日にスタートしたドラマ『欲望の火花』では、高校生で17歳のユ・スンホが、21歳の役を演じている。子役として活躍し「国民の弟」と呼ばれたユ・スンホが、大人の演技に挑戦することで話題となっている。20代前半の俳優が学園物で高校生を演じるのはよくあることだが、10代の俳優が成人を演じるのは、そうあることではない。

ユ・スンホが演じるのは、主演シン・ウンギョン(1973年生まれ)の息子。最近はアイドルもワイルドなキャラクターが人気で、20代前半の俳優だと実際の年齢よりも上に見えがちだ。そのため制作陣は、劇中の役よりも実年齢が若く、ある程度シン・ウンギョンと年齢差があるように見える俳優を探し、ユ・スンホにたどり着いた。

また、ユ・スンホの恋人を演じるソウはユ・スンホより8歳年上だが、童顔のため無理なく釣り合いが取れて見える。

ユ・スンホは制作発表会で、初めての大人の演技への不安があるのは事実だが、今の年齢なら一度は大人の演技に挑戦してもいいと思ったと話している。ユ・スンホの登場シーンはまだ撮影されていないが、先ごろスチール写真が公開された。これまでの「少年」というイメージをぬぐい去る強く切ないまなざしが、放送前からファンの期待をあおっている。

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