オープニング作『サンザシの恋』上映のようす=7日、釜山(聯合ニュース)
オープニング作『サンザシの恋』上映のようす=7日、釜山(聯合ニュース)
<第15回釜山国際映画祭(PIFF)>が7日午後7時、釜山海雲台区の水営湾ヨット競技場に設けられた野外ステージで、俳優チョン・ジュノハン・ジヘの司会で開幕した。映画祭では、世界67カ国・地域から招待された308作品が海雲台と南浦洞一帯の映画館5か所で15日まで上映される。

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 開幕式には文化体育観光部の柳仁村(ユ・インチョン)長官、許南植(ホ・ナムシク)釜山市長、ハンナラ党の安商守(アン・サンス)代表、与野党議員のほか、国内外の大物俳優や監督200人余りが出席した。開幕式後には華やかな花火が打ち上げられ、中国・張芸謀(チャン・イーモウ)監督の『サンザシの恋』がオープニング作として上映された。

 ことしの招待作品は昨年(70カ国・地域、355作品)よりやや減ったものの、世界初公開のワールドプレミアムと、自国以外で初公開するインターナショナルプレミアムはそれぞれ103作品、52作品で過去最多を記録した。

 映画祭は、世界の巨匠の新作や話題作、ワールドプレミアなどを上映する「ガラ・プレゼンテーション」、韓国映画にスポットを当てた「韓国映画の今日」など、11部門で構成される。また、女優のキム・ジミとシン・サンオク、イ・ヒョンピョ両監督の映画を集めた「韓国映画回顧展」、スペインとの国交60周年、チェコとの国交20周年を記念した特別展など、多彩なプログラムが企画されている。クロージング作は、韓国のチャン・ジュンファン監督、日本の行定勲監督、タイのウィシット・サーサナティアン監督が釜山を素材に制作したオムニバス映画『カメリア』。

 あわせて、撮影技術や資機材を売買する釜山国際フィルムコミッション(BIFCOM)が9~11日に海雲台のグランドホテルで、制作者と投資家の出会いの場となる釜山プロモーションプラン(PPP)が10~13日にシークラウドホテルで開かれる。

 ことしは映画をオンラインで鑑賞し、購買や合作、投資などを協議できる「オンラインスクリーニングシステム」を導入した。カンヌ、東京、ベネチアなど15カ国・25都市の国際映画祭執行委員長との懇談会も予定されている。期間中には、俳優や監督と対話できる野外舞台イベントが、海雲台海水浴場やPIFF広場で相次ぎ開かれる。

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