<第15回釜山国際映画祭(PIFF)>の開幕式が開かれた7日夜、釜山・海雲台の水営湾ヨット競技場は人であふれ返り、会場に用意された5000席はすべて埋め尽くされた。

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ことしのレッドカーペットでは、肩のラインを大胆に見せたドレスが目立った。大半の女優は初秋の肌寒い海風をものともせず、セクシーな衣装で登場。反対に、ドレスのカラーは白や黒など保守的な色が多い。

<カンヌ国際映画祭>以来、久しぶりに公の場に姿を現した“カンヌの女王”チョン・ドヨンは、柔らかなラインの黒いドレスで現れた。女優パク・ソルミは肩のラインを強調した藍色のドレス、チェ・ガンヒは胸の切り込みが深い白のドレスで観客の視線を集めた。

若い俳優だけでなく、かつて一世を風靡(ふうび)した名俳優らも映画祭を訪れた。映画界の発展のため、先ごろ私財500億ウォン(約36億円)を寄付したベテラン俳優のシン・ヨンギュンは、1960年代の3大女優のひとりとされたユン・ジョンヒとともに入場した。『詩』で16年ぶりに演技に復帰したユン・ジョンヒは、5月の<カンヌ国際映画祭>に続き、ことしだけで2度国際映画祭のレッドカーペットを踏んだ。1960年代最高の俳優のひとりに数えられたキム・ジミは、かつて<ベネチア国際映画祭>で主演女優賞を受賞した後輩、カン・スヨンの手を取り現れた。

また、映画で共演した男女俳優も連れ立って登場し、スポットライトを浴びた。映画『雷桜』で共演した岡田将生と蒼井優は仲睦ましくレッドカーペットを踏み、明るい表情で時折手を振った。イ・ソグン監督の『みそ』に主演したイ・ヨウォンとリュ・スンリョンも一緒に姿を見せた。

会場を訪れた若い女性ファンのお目当ては、何といってもイケメン俳優。一番大きな歓声を送られたのは、映画『砲火の中へ』でチェ・スンヒョンとして俳優デビューした<BIGBANG(ビッグバン)>のT.O.Pだった。レッドカーペットを歩く間中、「かっこいい」とファンの黄色い声が続いた。

ことし最も多くの観客を動員した映画『アジョシ(おじさん)』のウォンビンも大きな歓迎を受けた。ウォンビンは映画を演出したイ・ジョンボム監督、子役のキム・セロンと一緒にレッドカーペットを歩いた。