ペ・ヨンジュン の最新ニュースまとめ




















“韓流の年”であり、“ヨン様の年”でもあった。

2004年は、近代以後、韓日両国の文化交流史上、最も歴史的な1年として記録されるに値する。韓国人たちは、韓国のスターやドラマ・映画に熱狂する日本人を見て、植民地時代以後、傷ついた自尊心を癒され、日本の中年女性は韓流スターたちを通して、失われていた女性の性と、忘れていたロマンを取り戻した。

戦後の憎悪と反目、歪曲で汚されていた韓日関係は、韓流によって新しい段階に差し掛かり、両国のエンターテインメント界の想像力と資金力は、新たに発見した活路に“オールイン”するまでとなった。韓流という新しい波の中心には32歳の韓国青年ペ・ヨンジュンが座している。去年までは韓国での人気スターに過ぎなかった彼は、たった1年で“韓国大衆文化の自尊心”かつ“日本女性の唯一無二の偶像”として急浮上したのだ。

同時に韓日両国の大衆文化産業の最大ヒット商品であり、最も良い投資商品としても浮かび上がっている。“株式会社ヨン様”は、異見の余地も無く、2004年度韓国大衆文化産業の最高パワーリーダーとして選ばれた。


<b><“ヨン様”5大関連ポイント></b>

<b>1.ヨン様経済学-観光収入など、付加価値3兆ウォン(約3千億円)+α</b>

ペ・ヨンジュンの大衆文化産業における影響力は、何よりも経済的な数値で確認できる。日本の有力な私設経済研究所の<第一生命経済研究所>は、ペ・ヨンジュン出演のドラマ『冬のソナタ』が、韓日両国にて創出した付加価値が2,300億円に上るという結果を発表した。この発表によると、『冬のソナタ』が巻き起こした観光ブームで、韓国を訪れた日本人観光客は18万7千人余りが増え、韓国の収入は間接的な波及効果まで含め、1,072億円と推算されている。

また、日本国内でのドラマDVDおよびOST(オリジナルサウンドトラック)、ペ・ヨンジュン関連商品、CMなどが創出した経済効果は1,225億円に上る。日本だけでなく韓流熱風が吹き荒れた中華圏、東南アジア圏の国家を含む放送、映画、CD市場の輸出もより増えるものと予想され、経済効果は3兆ウォン以上になるものと分析されている。

<b>2.ヨン様外交学-駐日大使100人より“強力”</b>

韓日両国のメディアは、ペ・ヨンジュンを“朝鮮通信使以後、最大の対日商品”、“サムソン社のイ・ゴニ会長、ファン・ウソク教授と共に、韓国ブランドを広めた最先峰”、“100人の駐日大使よりましな韓流スター”として評価した。韓国を訪れた日本国立九州大学の梶山千里総長は実際に、「江戸時代に日本を訪れた朝鮮通信使400~500人より、ヨン様一人の役割がもっと多きい」と言っている。河合隼雄日本文化庁長官は「わが世代は、シャンソンを習うためフランス語を学んだが、今は韓国ドラマを見るため韓国語を学ぶ若者が多い」と話している。

日本で全社会的に吹き荒れている“ヨン様熱風”は両国国民の、お互いに対する見方と態度を完全に変えてしまった。韓国人の敵対心と被害意識を緩和させ、無関心と暗黙的な差別で一貫していた日本人の態度も変化させた。


<b>3.ヨン様言論学-熱い取材合戦…世界的なスターへ</b>

ペ・ヨンジュンの位相は、両国のマスコミの報道体制と回数、比重、転送速度にもよく現れている。“ヨン様シンドローム”が全社会的に拡散すると、読売、朝日、毎日、産経など、有力な総合新聞社たちが我先にと、特集、企画記事でこれを取り扱い、スポーツ芸能専門誌たちは、ペ・ヨンジュンの一挙手一投足をほぼ毎日、リアルタイムで報道した。

ペ・ヨンジュンに関する限り、両国のマスコミ報道は時差も視点の差も無かった。去る4月3日と、11月25日の2回にかけたペ・ヨンジュンの日本公式訪問の時はテレビ、日刊紙、雑誌、インターネットなど、ほぼすべてのメディアの記者たちが空港や記者会見場を埋め尽くし、果ては2回目の訪日の時はヘリコプターまで飛ばしたりした。

のみならずAP、ロイターなど、世界的な通信社たちやUSA TO DAY、BBC、ファイナンシャルタイムズなど、アメリカやヨーロッパの主要メディアも、日本内の“ヨン様シンドローム”とペ・ヨンジュンの日本訪問記を比重を置いて扱った。


<b>4.ヨン様社会学-失った切ない純情・希望をたっぷり</b>

“ヨン様シンドローム”の震源地は日本の中年女性たちだった。彼女たちは“ヨン様”、“ヨンフルエンザ”、“ヨンゲル係数”、“オバタリアン”という新造語を生み出し、日本の男性スターからは見られなかった“やさしさ”と“純情派イメージ”に猛烈な歓呼を送った。“ヨン様シンドローム”が産業的な破壊力につながり得たのは、ペ・ヨンジュンファンの大半が、この購買力を持つ中年女性たちだったからである。

韓国と日本の専門家たちは『冬のソナタ』をはじめとする韓国ドラマが持つ感性が、60~80年代の日本ドラマと似ていると、共通して指摘している。切ない純情と情熱、失っていたロマンが込められているという分析だ。

若者たちのクールな感性に合わせた既存の日本ドラマ・映画から排除されてきた、購買力を持つ中年女性階層を吸収したという点が、ペ・ヨンジュンと『冬のソナタ』の最も大きな成功要因である。


<b>5.ヨン様処世学-明るい微笑の中に柔らかなカリスマ</b>

今年、ペ・ヨンジュンの2回目の公式日本訪問の時、9人の日本ファンが負傷するという事故が発生した。この時ペ・ヨンジュンは、すぐさま記者会見を開き、涙で負傷したファンとメディアに謝罪した。彼はファンを“家族”と呼び、涙で潤んだ目で「家族(ファン)がケガをしたり転んだりと、残念な出来事が起こって、申し訳ありません」「軽く目礼でもしようと思った。彼女たちと約束したし、それが可能だと思った」と重い口調で言葉を続けた。記者会見後、ともすると悪い方に向かってしまいそうだった雰囲気は瞬時に憐みと同情に変わった。現場の女性記者たちは、「大丈夫ですよ」「笑って下さい」を連発し、ファンはむしろペ・ヨンジュンをかばった。

ペ・ヨンジュンはファンを“家族”と呼び、常に微笑を絶やさず、やわらかく、優雅で品のあるやさしさで接している。日本の女性ファンを魅了したペ・ヨンジュンのパワーはまさにこの処世学から出たものである。

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