少女時代
少女時代
K-POP界は明暗の分かれる1年となった。少女時代KARAなどアイドルグループが日本や東南アジアを中心とするアジア圏でK-POPブームを起こし“新韓流”の流れを作った。その一方で韓国国内では、Rain(ピ)イ・ヒョリ、TABLO、MCモン、Eru、クラウンJらがそれぞれの理由により非難された。

少女時代 の最新ニュースまとめ

また、キム・ドヒャンのデビュー40周年、イ・スンチョルのデビュー25周年、シン・スンフンのデビュー20周年、BoAのデビュー10周年、故キム・ヒョンシクの20回忌に合わせ、記念アルバムや公演が相次いだ年となったが、去る3月の哨戒艦天安沈没、11月の北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃などの惨事が歌手の新譜延期に繋がることもあった。

デジタル音楽においても明暗がくっきりと現れるかたちとなった。音源生産者と音源サービス事業社間のデジタル収益配分の不均衡は改善の余地が見えなかった反面、3Dで撮影されたミュージックビデオやコンサート、スマートフォンで作られたミュージックビデオなど、デジタル技術の発展を利用した音楽コンテンツが話題を呼んだ。

■K-POPシンドローム=新韓流の形成=海外でアイドルグループの活躍が目立った。
少女時代、KARA、BIG BANG、BEAST、FTIsland、超新星などのアイドルグループが日本のオリコンチャート上位を記録した。この中でも少女時代がシングル『Gee』でオリコン週間ランキングの2位に浮上し、日本で海外女性グループとして30年ぶりの快挙を成し遂げた。またSUPER JUNIOR、SHINee、4Minute、Miss Aらはタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどの東南アジアで各チャートを席巻し人気を集めた。

また、BoA、SUPER JUNIOR、SHINeeなど<SMエンターテインメント>所属の歌手が全盛期を迎え、米国・ロサンゼルスで<SM TOWN LIVE>を開催、ビルボード誌の公演興行順位10位を記録した。

彼らが海外で高い人気を得るのは、体系的な歌手育成システムに通じた高い水準の音楽制作能力、戦略的な海外マーケティングとそのコンテンツを全世界に拡散させるYouTube、Facebook、Twitterなどのデジタルメディア環境が複合的に作用した結果だといえる。これを踏まえ、中国や東南アジアでは韓国の歌手育成システムをベンチマーキングする流れが発生したほどだ。

■各疑惑、論議が浮上=これを材料にインターネット上を沸かす事件が相次いだ。
Rain(ピ)が“モッティ疑惑(モッティ=韓国語で食べて払わずに逃げる「食い逃げ」を指す)”で問題となったのをはじめ、イ・ヒョリが“盗作疑惑”、TABLOが“学歴詐称疑惑”、MCモンが“兵役回避容疑”、Eruが“私生活暴露攻防”、クラウンJが“大麻容疑”で非難を受けた。

Rain(ピ)は去る7月、自身が所属する<ジェイチューンエンターテインメント>の株式を全て処分した後、株価が暴落すると同時に、一部株主らから「モッティ疑惑」をかけられた。

イ・ヒョリは盗用した外国曲を自作曲として騙していた作曲家による4thアルバムを発表し、パクリ疑惑に陥った。イ・ヒョリ側は該当作曲家を詐欺及び業務妨害容疑で刑事告訴し、作曲家が拘束された。

CNBLUEもインディーズバンド<ワイノット>の楽曲を盗作したとの非難を受け、両者は現在訴訟中だとされる。

また、米国・スタンフォード大学を卒業したTABLOは、学歴偽装問題に発展した。一部のネットユーザーがネット上にカフェ(ホームページのようなもの)<TABLOに真実を要求します>を開設、学歴に関する疑惑が浮上し、両側の告訴、告発事件と続いた。結局、警察の捜査で学歴が認証され、事件はひと段落した。

MCモンはわざと歯を抜くという不当な方法で兵役免除を受けた容疑で、現在裁判中だ。自身が出演していた番組も降板するに至った。

Eruは元恋人の作詞家が別れの過程を暴露しイメージを侵害。テ・ジナ、Eru親子は作詞家を恐喝及び名誉毀損容疑で告訴し、その女性は虚偽事実を公開し金を要求したとして、拘束された。

国内活動を中断し米国にいたクラウンJは大麻を使用した疑いで非拘束立件された。

■帰ってきたスター・去ったスター=国内空白期があったスターたちがカムバックした一方で、わたしたちの傍から永遠に去ったスターがいた。

<SMエンターテインメント>と専属契約紛争中の東方神起3メンバー(ジュンス、ユチョン、ジェジュン)がグループ<JYJ>を結成しワールドワイドアルバムを発表した。

また、グループ<2PM>を脱退し米国に滞在していたジェボムが、国内で韓米合作映画『Hype Nation』を撮影し、新企画会社と専属契約を結んだ。

KANGTA(カンタ)、イ・ジョン、トニー・アン、ソン・シギョンらが軍を除隊し、イ・キチャン、ERIC(エリック)、キム・ドンワンが公益勤務を終了、芸能界復帰を果たした。

一方で、イ・ミジャ、パティ・キム、ナム・ジンらの代表曲を書いた作曲家パク・チュンソク、チョン・ヨンロクの母で歌手のペク・ソルヒ、『戦線夜曲』を歌ったシン・セヨン、『泣きたい』を歌ったイ・ナムイ、『ただ歩いた』のイム・ジョンファン、<ノンドゥロンバットゥロン>のキム・ウングァン、1人バンド<月の光妖精逆転満塁ホームラン(本名:イ・ジンウォン)>がこの世を去った。

また、結婚報告も相次いだ。リュ・シウォン、チョ・ソンモ、ウン・ジウォン、イ・スヨン、パク・サンミン、チョ・グァンウ、<S.E.S>のシュー、<BIG MAMA>のパク・ミンヘ、<VIBE>のリュ・ジェヒョンらが新たな家庭を築いた。

 0