李大統領「国家隆盛に向けさらなる献身を」

【ソウル4日聯合ニュース】李明博（イ・ミョンバク）大統領は4日、金潤玉（キム・ユンオク）夫人を伴いソウル・芸術の殿堂で開かれた政府新年あいさつ会に出席。朴ヒ太（パク・ヒテ）国会議長、李容勲（イ・ヨンフン）大法院長（最高裁判所長官に相当）、与党ハンナラ党の安商守（アン・サンス）代表、大韓商工会議所の孫京植（ソン・ギョンシク）会頭ら各界主要人物260人余りと新年のあいさつを交わし、国家跳躍に向けた意志を誓った。

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　李大統領は「ことしは安保を堅固にし、経済を成長させ、困難のなかで物価も安定させ、庶民の暮らしが少しでも良くなり、青年が希望を持つ機会を手に出来たらと思う」と述べた。韓国は世界のどの国よりも良い成果を出すことができるものと確信していると強調した。
　また、国家隆盛のチャンスを迎え、これを逃すことなくすべての力を合わせ必ず大韓民国を隆盛させようという思いから、新年に「一気呵成（いっきかせい、チャンスを逃さず物事を一気に成し遂げる）」という言葉を掲げたと説明した。そのためには、この場にいる皆さんのさらなる献身が必要だと呼びかけた。
　そのうえで、韓国国民は大変賢く、困難なほど力を合わせ解決していく能力を備えていると述べ、ことしは国民がより心安らかで幸せになり、すべての家庭が仲むつまじくあることを願うと述べた。
　新年のあいさつ会とともに、チャリティー音楽会も開かれた。公演の収益金は黄海5島の子どもたちの勉強の支援に充てられる。李大統領は「ことしは口蹄疫（こうていえき）もあり、黄海に面した西海岸では苦境に直面した人もいることから、有料で招待した」と説明。「ことしの新年のあいさつは有料です」と、会場を笑わせた。
　行事には、駐韓外交使節団、国内外メディア、宗教界、文化・芸術・スポーツ界、ソウル20カ国・地域（G20）首脳会合（金融サミット）ボランティア、一般市民ら2200人余りが出席。また音楽会にはサッカーU17（17歳以下）女子ワールドカップで韓国代表として活躍したヨ・ミンジ選手、広州アジア大会新体操銅メダリストの孫延在（ソン・ヨンジェ）選手、俳優のイ・ビョンホンさん、チョン・ジュノさんらも出席した。