これら地域で下車する鉄道利用観光客は、今月1日の3万5164人をピークに、減少傾向にある。
先月21~31日の1日平均は2万人余りだったのが、今月1~13日は1万6775人と、16%減少した。週間単位の減少傾向はさらに顕著で、開通第1週(12月21~27日)の14万7306人から、第2週(12月28~1月3日)は14万8045人でやや増えたが、第3週(1月4~10日)は10万7620人と、前週より27%減少した。開通直後に比べると30%以上の落ち込みで、今月10日からは1日の観光客は1万~1万2000人程度となっている。
このため、春川を訪れる観光客の急増は、複線電鉄開通を受けての一時的な特需に終わるのではという懸念の声も聞かれている。
市は打開策として、まず問題点として指摘された公共交通利用の便宜に向け、大々的な補完作業に入った。
今月8日から南春川駅、春川駅と昭陽ダムを結ぶバス路線を従来の1日18本から平日36本、週末42本に増やし、15~20分間隔で運行している。今月末には駅と玉鉱山、温泉街、そば粉を使った春川名物のめん料理・マッククスの博物館など、主要観光地を結ぶ循環バスの運行を始める計画だ。
さらに18日までに春川駅前のバス、タクシー待機スペース設置を完了し、駅と市内バス乗り換え案内図も新設する。市によるタクシー運転手の教育も行う予定だ。
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