朴主永の不在については懸念の声もあったが、FW池東ウォン(チ・ドンウォン、19)とMF具滋哲(ク・ジャチョル、21)など、韓国Kリーグでプレーしている若手が活躍し、その穴を埋めている。
今大会に出場した16カ国の得点者の平均年齢をみると、韓国は得点を挙げた選手の平均年齢が19.5歳。4得点で大会得点王争いの首位に立っている具滋哲、インド戦で2得点を決めた池東ウォン、それぞれ1得点の尹ビッカラム(20)とソン・フンミン(18)まで、若手が韓国代表の得点を生み出している。
このため、25日に行われる韓国と日本の準決勝には欧州リーグなどのスカウトの関心が集まる可能性が高い。1次リーグのオーストラリア、準々決勝のイランなど、難敵を相手にプレーの内容でも優勢に立った韓国は、今大会で「最も若くて強いチーム」といっても過言ではない。AFP通信は韓国代表に対し、「W杯南アフリカ大会のドイツ代表と似ている」と評した。南アフリカ大会で若手中心のドイツは懸念されたが、一戦ごとに勢いをつけ3位に入った。
韓国は得点者だけでなく、奇誠庸(キ・ソンヨン、22)、李青龍(イ・チョンヨン、22)など、MFにも若手が中心選手として活躍している。DF陣の場合、李栄杓(イ・ヨンピョ、33)、李正秀(イ・ジョンス、31)、郭泰輝(クァク・テフィ、29)、車ドゥリ(チャ・ドゥリ、30)など、30代の選手が主軸となっているが、洪正好(ホン・ジョンホ、21)ら新鋭も出てきた。
韓国代表の趙広来(チョ・グァンレ)監督は「池東ウォンや具滋哲など若手が良いプレーをしているのは朴智星(パク・ジソン)らが犠牲を払うプレーでサポートしているため」だと話し、若手とベテランの融合についても高く評価している。
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