韓国ドラマ「花より男子~Boys Over Flowers」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想
チャン・ジャヨンは2009年3月7日、「酒席の同席や性的な接待を強要された」とのメモを残し自殺した。警察はチャン・ジャヨンがうつ病などを患っていたと発表した。ところが数日後、所属事務所から接待を強要され、これを拒否すると暴行も受けたことを告白するメモが見つかった。当時の事務所代表やマネージャーが起訴されたものの、事件はうやむやな形で終わり、接待を受けたとされる人物や何があったのかははっきりと特定されなかった。
今回、テレビ局が公開した手紙には芸能界の有力者ら31人に100回余りの接待を行ったとの内容が盛り込まれているとされる。報道によれば手紙は筆跡鑑定で本人のものと判明したといい、警察も捜査に着手した。
ただ、チャン・ジャヨンが自殺してから2年が経っており、当時の警察の捜査は真相を突き止められず打ち切りとなったため、あまり期待はできない。
多くの芸能人マネジャーは真相究明を期待している。その一方で、今回も芸能界に対しての疑惑が深まるだけで、何も進展しないことを懸念している。
業界団体の韓国芸能マネジメント協会の幹部は、「早期の真相究明を望む協会の立場は変わっていない」と語る。また、「前回もうやむやに捜査が打ち切られ、何も突き止められなかった。そのせいで善良な大多数のマネジャーが被害を受けた」と指摘。「手紙(の内容)が事実なら、真実を明らかにし、過ちを犯した人はきちんと罰を受け、速やかに終結してほしい」と早期の真相究明を求めた。
芸能事務所・GNGプロダクション関係者は真相究明の実現に疑いの視線を送りながらも、「手紙(の内容)が本当なら、びくびくしている人がいると思う。火のないところに煙は立たない」と話す。
ある芸能人マネジャーは「果たして、パンドラの箱が開けられるのか気になる。芸能界は透明化・先進化しているのに、一部の非常識な人々の行き過ぎた行為でダメージを受けた。不祥事があれば根絶すべきなので、今回はきちんと真実を明らかにしてほしい」と訴えた。
別の女性マネジャーは今回の騒ぎについて、「韓国社会のどの分野でも起こり得るごく一部の暗い側面。手紙が真実かどうかに関係なく、芸能界全体が被害を受けるようになった状況がもどかしい」と語った。
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