金総裁は会見で、上半期(1~6月)は前年同期比3.7%、下半期(7~12月)は同3.3%と予想した物価上昇率について、「現在の状況を考えると、予想した当初よりも状況は悪化しているようだ」と話した。
金総裁の発言は、激しい物価上昇を考慮し、今後も利上げ基調が続くことを示唆していると分析される。
金総裁は、今年の経済成長率にも言及。4%台の成長を予想しているが、中東および北アフリカ情勢などの不透明さや口蹄疫(こうていえき)など国内にも不安定要因があるこを挙げた。ただ、米国の景気が回復しているとし、「(好悪の)影響は相殺されるだろう」と述べた。
金利引き上げが物価上昇に追い付いていないのではという質問には、「タイミングを誤ったという主張は説得力がない。0.25%幅ずつの利上げで金融政策を管理しており、経済活動をする人たちの期待心理も、これに合わせている」と反論した。
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