福岡県弁護士会は、ソウル地方弁護士会と相互に交流している。福岡県の拘置所を改築するにあたり、城北署の施設が収監者人権保護の面で優れていると紹介を受け、見学を計画した。
城北署は2008年11月に庁舎を新築。当時、全国の警察署の施設を見学し、収監者に配慮した留置場を完成させた。
福岡県弁護士会の一行は、留置場が採光の良い設計で快適な雰囲気を作り出している点や、収監者が日課表に従い読書やめい想、運動などを規則的に行っていること、日本にはみられない陳述録画室があることなどに、関心を示した。ある弁護士は、「施設が大変近代的で、被疑者の人権に配慮しているという印象を受けた」と話した。今回の見学内容を、日本での拘置所新設、陳述録画制度導入などに反映するよう求めていく計画だと伝えた。
一方、訪問団は京畿道・義王市に位置するソウル拘置所も訪問。保安、中央統制室、収容者炊事場、収容者棟、弁護士接見室、ギャラリーなどを見学し、韓日の矯正行政を比較した。拘置所側によると、訪問団は外国人収容者の処遇や指導プログラムに高い関心を示したという。
福岡県弁護士会訪問団は帰国後、韓日間の収監環境を比較した意見書を作成し、法務省、日本弁護士連合会、日本刑法学会などに提出する計画だ。
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