釜山外国語大学の金文吉(キム・ムンギル)韓日文化研究所所長は3日、東海を朝鮮海と表記した日本の古地図を公開した。金氏が日本の古書店で入手したこの地図には「フランス人が作った地図が外国語になっており、日本の漢字に直す」という説明とともに、制作年は1835年となっている。金氏によると、これまで公開された朝鮮海表記の地図の中で最も古いものという。
金所長は地図の説明にある「フランス人」に対し、学会ではイタリア人宣教師マテオ・リッチが1602年に作った地図を意味するものと理解していると伝えた。
金所長は日本と韓国、中国の古地図128舗を調べたところ、朝鮮海と表記されている地図は80舗、東海は20舗、日本海は11舗などだったと明らかにした。その上で、日本海と表記されている地図は1904年に始まった日露戦争の前後に制作されたもので、日本が日露戦争を契機に朝鮮海を日本海と表記し、独島までを支配下に置く意図があったと分析した。
金所長は日本との東海表記問題では東海ではなく、朝鮮海の表記を主張するのが説得力があると強調した。
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