李大統領が内閣改造実施、企画財政など5閣僚交代

【ソウル6日聯合ニュース】李明博（イ・ミョンバク）大統領は6日、5閣僚を交代させる内閣改造を行った。
　企画財政部長官に朴宰完（パク・ジェワン）雇用労働部長官、農林水産食品部長官に徐圭龍（ソ・ギュヨン）元農林部次官、環境部長官に劉栄淑（ユ・ヨンスク）韓国科学技術研究院（KIST）責任研究員、雇用労働部長官に李チェ弼（イ・チェピル）同部次官、国土海洋部長官に権度ヨプ（クォン・ドヨプ）元同部第1次官が内定した。
　今回の内閣改造は政治家を排除し、該当分野の公務員や学者出身を長官に起用したのが特徴。実務中心の「専門家体制」を整えることで、先月末に実施された再・補欠選挙での敗北で乱れた国政運営の推進力を取り戻すという李大統領の意志が込められているとの見方が出ている。
　任太熙（イム・テヒ）大統領室長は会見で、今回の内閣改造の特徴を「仕事中心」と規定することができるとした上で、「政府がこれまで推進してきたさまざまな国政課題を確実に点検しながら責任を持って実行するため、李大統領は初めからこのようなコンセプトを設定した」と説明した。
　企画財政部長官に内定した朴宰完（パク・ジェワン）雇用労働部長官は、成均館大学教授出身で、第17代国会議員、青瓦台（大統領府）政務首席秘書官、国政企画首席秘書官などを歴任した。
　農林水産食品部長官に内定した徐圭龍氏は、農村振興庁長、農林部次官を経て、韓国農漁民新聞社社長、ローカルフード運動本部会長などマスコミや市民団体などで農業専門家として30年以上活動した。
　環境部長官に内定した劉栄淑氏は生化学博士で、KIST初の女性副院長に抜てきされ、女性生命科学技術フォーラム会長を務めた。
　雇用労働部長官に起用された李チェ弼次官は1982年に労働部（現雇用労働部）に入部。労使政策室長、企画調整室長などを歴任した。
国土海洋部長官に内定の権度ヨプ氏は、建設交通部住宅局長、政策弘報（広報）管理室長、韓国道路公社社長を歴任した。