【ソウル13日聯合ニュース】韓国のGSカルテックスと日本のJX日鉱日石エネルギーの合弁会社、パワー・カーボン・テクノロジー(PCT)は13日、電気自動車用リチウムイオン2次電池の核心材料の一つであるソフトカーボン系負極材を生産する工場の起工式を慶尚北道・亀尾で行った。
 工場の生産能力は年産2000トン。年内の完成を目指す。PCTは市場の状況を見極めながら生産能力を年産4000トン以上に拡大していく計画だ。
 GSカルテックスは2007年に、それまで日本からなどからの輸入に頼っていた負極材の独自開発に韓国で初めて成功した。
 GSカルテックスの許東秀(ホ・ドンス)会長は起工式での祝辞で、国産化に成功した負極材で世界市場への進出を目指すとし、「既存の電気二重層キャパシタ(EDLC)用炭素素材事業とのシナジー効果を発揮し、世界的な新エネルギー・新素材企業として発展していく」と強調した。

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