ジェジュン=(聯合ニュース)
ジェジュン=(聯合ニュース)
「ソウルの南山タワーにとてつもなく大きな電光掲示板を設置し、公演する夢を見る。ソウル市民なら誰もがどこからでも電光掲示板を通して公演を見ることができる。想像しただけでも楽しい」

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 韓国人気男性グループ「JYJ」のジェジュンが公演演出の魅力にとりつかれた。「JYJ」のワールドツアーの総監督を務め、メンバーやスタッフからは「キム監督」などと呼ばれることもある。演出の仕事はストレスも多いがアイデアが次々と浮かぶという。

 「JYJ」は先ごろタイ、台湾、中国でのアジア公演を終えた。20日からはカナダと米国を回る北米ツアーが始まる。国ごとの公演会場の特性や規則によって制作環境が変わるため、公演のたびに多くのことを学ぶ。ジェジュンは「試行錯誤が減っていくこともうれしく、自分で演出した舞台にメンバーと一緒に立つことができる達成感は大きい」と、やりがいを語った。「東方神起」での国内公演や日本公演での経験が演出にも大きく役立っているという。

 「JYJ」のツアーの演出力を認められ、ソウル・高麗大学で来月開催される新体操のエキシビション「LGフィセン Rhythmic All Stars」の演出も担当した。今はその準備に余念がない。歌手以外の公演の演出は新たな挑戦であり、新体操は慣れない分野でもあるため常に気を抜くことはできない。

 創作に興味を持っているジェジュンは「JYJ」の公演で披露する曲の作詞、作曲、編曲も手掛けた。ツアーで歌った新曲「Get Out」や「In Heaven」も彼の作品。しかし、SMエンタテインメントとの専属契約問題が生じてからは、JYJの公演以外で新曲を披露できる場はなくなった。

 「以前はとてもくやしいと思ったが、仕方のない状況に耐えることにした。今、携帯電話をいくつか使っているが、そのうちの一つの待ち受け画面の写真には「東方神起」のメンバー5人が写っている。このときの思い出や記憶を忘れたふりをしたくはない」

 「JYJ」の活動を共にするジュンスはミュージカル俳優として、ユチョンは役者として定着したが、ジェジュンは「キム・ジェジュン」という名で、一人で何かに挑戦できるということが楽しいという。「自分の力で誰かを輝かせる演出という作業は魅力的だ。機会がある限り、能力の範囲内で熱心に取り組みたい」と笑顔で抱負を語った。

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