イ・ヨウォン の最新ニュースまとめ
イ・ヨウォンが演じたのは、人生をあきらめようとしているソン・イギョン。イギョンは、全くの赤の他人シン・ジヒョン(ナム・ギュリ)の魂に、自分の体を「憑依(ひょうい)」の形で貸す。イ・ヨウォンはイギョンとジヒョン、2人のキャラクターを見事に演じ分け、視聴者はジヒョンが乗り移った状態のイギョンに「ヒョウイギョン」という別名をつけた。イ・ヨウォン自身も、「49日の主人公はイギョンでもジヒョンでもない、ヒョウイギョンだった」と振り返る。
ドラマは19日に好評のうちに終了した。放送直前まで続けられた撮影中、イ・ヨウォンに話を聞くことができた。以下は一問一答。
――1人2役を演じきった今の気持ちは。
「全く違う2人の人物を演じるのではなく、1人の体に別人の魂が入ってくるというキャラクターなので、普通の1人2役とはちょっと違う感じでした。ほかの役に比べエネルギーが2倍必要でしたが、いろいろなお芝居ができたので楽しかったです。何度も自殺しようとした暗いイギョンと、明るくプラス思考で何も知らないお金持ちの娘ジヒョンを行ったりきたりしながら、あれこれやりました。自分の新しい姿をたくさんお見せできたようで、うれしく思います」
――憑依されている芝居は難しかったのでは。
「私にとっても冒険でした。外見上はジヒョンの物語でも、イギョンの体に入ったジヒョンがストーリーを引っ張っていくのだから、私がしっかりやらなくてはいけないと、脚本家さんにも言われました。最初は視聴者も戸惑っていたようで、私も『このドラマはヒョウイギョンが主人公です』とメッセージを送りました。後半、イギョンとジヒョンが分離することが多くなると、視聴者もヒョウイギョンを懐かしがるようになっていましたよ(笑)。もちろん、(芝居に)苦労はしました。後半、ジヒョンの魂と会話するシーンなど、自分で経験したことがないですから(笑)」
――冥土の使者イス(チョン・イル)とのラブストーリーも話題になった。
「私もあんなに切ない展開になるとは思っていませんでした。期待以上の好評だったので、脚本家さんも戸惑っていたような(笑)。視聴者が喜んでくれたので、より切ない展開に書かれたようです」
――イギョンとジヒョン、2人の感情の演じ分けが高く評価された。少女のような感受性が、年齢とともにさらに強くなっている印象を受ける。
「正直なところ、感受性は段々落ちていますね。子どものころは、何でもないことを恐れたり傷ついたりするものでしょう。雨や風や台風にうたれて、人は強くなる。今回、良い芝居が出来たとすれば、それは感受性よりも表現の問題ではないかと思います。また、デビュー当時から少女のようなイメージが強く、一時はこういう役を避けたこともありますが、今回、久し振りに少女のようなキャラクターを演じさせていただいたので、良い評価をくださったという気もします」
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