ソウル瑞草警察署によると、自宅マンションで発見されたA4用紙2枚の文書には「胸が痛むような憂鬱、未来に対する不安、ツイッターの一字一字が記者たちの餌になるとは思わなかった」とつらい心境を語った。文書は「経緯書」というタイトルで、ワードプロセッサーで作成された。
文書ではプロ野球選手との交際スキャンダル以降の経緯を説明。2人の関係を詳しく説明したミニホームページの書き込みは自分が書いたものではないと釈明した。
ソン・ジソンさんは7歳年下のプロ野球選手との交際がうまくいかず、7日に簡易投稿サイト「ツイッター」に自殺をほのめかす書き込みを残した。このため友人やファンからの通報を受けた警察がソン・ジソンさんの自宅に出動する騒ぎがあった。
一連の騒動を受け、ソン・ジソンさんは番組を降板。放送局から最終的な処分を23日午後に受ける予定だった。同文書は会社に提出するために作成したものと推定される。
別のA4用紙には「心の痛むことはこれ以上できない」などと自筆で書き、携帯電話の暗証番号4けたを残して自殺をほのめかした。ソン・ジソンさんは病院でうつ病治療を受けており、入院治療が必要だとする診断を受けたが、本人の拒否で入院しなかったという。
警察関係者は、「インターネットやメディアにプライベートがさらされ、本人の釈明にかかわらず、波紋が広がった上、職場問題まで重なり、プレッシャーになったようだ」と説明した。目撃者の供述や自宅で発見されたメモなどから自殺と結論づけ、捜査を打ち切ると明らかにした。
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