全世界に旋風を巻き起こしているK-POPブームは、ベトナムでも例外ではない。

2PM の最新ニュースまとめ

 代表的な韓流の中心地であるベトナムでもK-POP人気は、爆発的な人気を博している。ベトナムの若者を中心にK-POPが、本格的な人気を集め始めたのは、約5年前からというのが現地専門家らの一般的な説明だ。

 以前は、TVドラマや映画が韓流を引っ張っていたが、5年前からはアイドル歌手を中心に人気が高まっているという。ピ(Rain)、「東方神起」、「SUPER JUNIOR」、「2PM」などアイドル歌手が若者層で大人気となり、自然にファンクラブが形成され始めた。

 現在、ベトナムのK-POPウェブサイト数は20サイトほどあり、少なくても30万人、多くて50万人以上の会員を持っている、と専門家らは説明する。ウェブサイトのうち最も代表的なサイトは、「Kpop Fansub in Viet Nam」が運営する「http://360kpop.com」だ。現在、このウェブサイトの公式登録会員数だけで18万2880人を有する。

 特定歌手のファンを中心とするファンクラブのうち、ひとつが「TVX FC Vietnam」だ。このファンクラブの正式会員数は、2000人。また「2PM」のファンクラブである「2pmhottest」も1万2894人の登録会員数を誇る。

 また、「BIGBANG」のファンクラブ「Big Bang FC」は1万5066人の登録会員がいることが確認された。彼らは、好きな歌手のニューアルバムが出ると、インターネットなどを通じて製品を購入し、ファン同士で楽しんだり現地の公演の日程に合わせて自発的にPR活動したりするなど、活発な動きを見せている。

 ベトナムの若者層の間でK-POP人気をけん引している武器は、インターネットだ。ファンの中で一部は、好きな歌手の動向を把握するために、韓国語を勉強したり、お金を貯めて写真とポスターなどを団体で購入したりするとのことだ。

 このようなK-POP人気に合わせて、ベトナムの韓国文化院(院長/クム・ギヒョン)は来る9月3日と10日の2回にわたり、ホーチミン市とハノイで韓国歌謡の腕前を競うK-POP予選大会を行い、再び10月1日には首都ハノイでコンテスト本選を行う計画だ。これを通じて選抜された現地のファンらは、来る11月26日に韓国で開催される韓国本選へベトナム代表として参加する予定だ。

 韓国文化院のクム・ギヒョン院長は「K-POPコンテスト大会を通じて、ベトナムでの韓流の爆発的人気が、再確認されることを期待している」と語った。なお、サムスン電子のベトナム販売法人サビナが、この行事を後援するという。