イ・ミンホ=(聯合ニュース)
イ・ミンホ=(聯合ニュース)
「撮影中は気が付きませんでしたが、いざドラマの放送が終わってみると、体のあちこちに痛みがあります(笑)。でも、気分はいいです。俳優として、新たな姿を見せることができましたから」――。
 韓国俳優のイ・ミンホが笑顔で語った。先月末に放送が終了したSBSドラマ「シティーハンター」では主人公のイ・ユンソンを演じた。多忙なスケジュールのせいで少しやせたようにみえたが、目の輝きだけは「シティーハンター」らしい光を放っていた。

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 イ・ミンホは同ドラマに主演したことで、ようやく人気が短命なスターというイメージから脱したようだという。「ドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』のイメージが強すぎました(笑)。でも、焦ったりはしませんでした。時間がすぎれば、自分ができることにベストを尽くせば、いつかはそのイメージから脱することができると思っていたので」。
 「俳優イ・ミンホ」の姿を見せることができたという点で、「シティーハンター」という作品に出会えたことは幸運だった。日本の同名漫画を原作とする同ドラマは、北朝鮮に派遣される工作員出身の継父、イ・ジンピョによってシティーハンターとして育てられたユンソンが自分だけの方法で社会悪を遮断する過程を描いた。

 ドラマの素材が素材だけに、イ・ミンホはさまざまなアクションシーンを披露した。撮影中に交通事故に遭うなど、けがにも苦しんだ。撮影が始まってから間もないころは動作が思い通りにならなかったりと残念な点もあったが、後半部では体がアクションにも慣れ、良いと思えるシーンも増えた。
 しかし、撮影のスケジュールが非常にハードだったことは何よりもきつかった。台本に十分目を通して、いろいろ考えながら演技をしたかったが、そのような時間がなかったことが心残りだという。第8話以降は時間に追われながら撮影をしなければならなかった。
 「何かに追われているような負担を感じずに演技をしたい、もっと良い姿を見せたいと思うことが多くなりました。映画は(ドラマより)少しは余裕があるのではないかと思うので、今度は映画に出演してみようかと考えています」。
 イ・ミンホが「シティーハンター」に出演し、得たものは何か。
 「最初から最後までドラマをリードする役で、キャラクターの感情表現にも神経を使いましたが、そこから得る達成感が大きかったです。自分で考えていた通りに感情を引き出すことができたときの達成感はとても気持ちの良いものでした」。

 これからはスターと俳優の二つの顔を持つ人になりたいというイ・ミンホ。ときには華やかなスターの姿を、ときには完ぺきな俳優の姿を見せることができる人になりたいという。「二つとも完ぺきに自分のものにすることはできないかもしれませんが、だからといって、どれか一つをあきらめたくはないのです」。

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