MBC水木ドラマ『悲しき恋歌』(演出:ユ・チョリョン/脚本:イ・ソンウン)が、視聴者の関心から遠ざかっている。美しい映像と子役俳優たちの名演技で、初回放送以後、大ヒットが予想されていたが、内からは、陳腐なストーリーとアンバランスなキャスティングで、外からはKBS 2TVの『海神』の牙城に押され、板ばさみの苦労を味わっている。

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去る12日に放送された『悲しき恋歌』第3話の視聴率は16.6%(ニルソンメディア調査)で、第1話(18%)以後、1%ポイントずつ落ちている状況。『海神』の視聴率は、話が進むにつれ向上しており、今や視聴率30%の高台を踏みしめたことを考えると、視聴者たちは『悲しき恋歌』の代わり『海神』を選んだものといえる。

『悲しき恋歌』の不振の原因は、陳腐なラブストーリーだということと、チュニョン(クォン・サンウ)が、ヘイン(キム・ヒソン)を探し求める過程が、2話に渡って描かれるなど、ストーリー展開が遅いことが第一の原因とされる。

バランスを欠くキャスティングも、胎生的な限界として指摘されている。

クォン・サンウが、一層成熟した台詞回しと表現力で目を引いている一方、ヨン・ジョンフンは、端整な容貌とは似合わない、タフで反抗的なキャラクターをこなしにくいように見えるという評価が増えてきている。特に、タレントのハン・ガインとの結婚説がドラマPRに少なからずプラスに作用するだろうという予測も出ていたが、結果は反対の様相を見せている。台詞がほとんどなく、顔だけ出しているキム・ヒソンまでを考えると、今まで放送された『悲しき恋歌』は、クォン・サンウと助演たちの力で踏ん張っているようなものである。

『悲しき恋歌』制作陣は、アメリカでの撮影分が放送された後、ストーリー展開が加速されると話しているので、胎生的な限界をどのように克服していくかが今後注目される。

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