【ソウル聯合ニュース】貧困・飢餓人口半減などを目指す国連ミレニアム開発目標(MDGs)達成を支援する「国連ミレニアム開発目標のための聯合国際報道写真展(YIPPA)」が10日、幕を開ける。
 写真展は11日から9月30日までソウルの文化駅ソウル284で開催される。聯合ニュースが主催し、国連、外交通商部、文化体育観光部が後援する。
 10日の開幕式には、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長、朴ヒ太(パク・ヒテ)国会議長、金滉植(キム・ファンシク)首相、洪準杓(ホン・ジュンピョ)ハンナラ党代表、鄭炳国(チョン・ビョングク)文化体育観光部長官、全在姫(チョン・ジェヒ)ハンナラ党議員、写真展の審査員長を務めたサンティアゴ・ライオンAP通信副社長ら150人余りが出席する予定だ。
 写真展は、22日~9月9日に米ニューヨークの国連本部でも開催されるほか、9月からは釜山、大邱、光州、大田、春川、済州、慶州を巡回する。71カ国から寄せられた1938作品(5536枚)の応募作品の中から、厳正な審査により選ばれた80余りの受賞作が展示される。
 YIPPAの審査委員団は先月、ハイチで昨年感染が広がったコレラの犠牲者の惨状を訴えたエミリオ・モレナッティ記者(AP通信)の写真を大賞に選定するなど、各部門の受賞作を発表した。
 受賞作は、MDGsの目標でもある▼極度の貧困と飢餓の撲滅▼初等教育の完全普及▼ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上▼幼児死亡率の引き下げ▼妊産婦の健康状態の改善▼HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延(まんえん)防止▼環境の持続可能性の確保▼開発のためのグローバル・パートナーシップの構築――の八つのテーマ別に展示され、人類の共同繁栄と環境保護の必要性を呼び掛ける。
 写真展の収益金全額は国連の災害救助、貧民救済、環境保護のための基金として寄付する予定だ。
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