【ソウル聯合ニュース】韓国銀行の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は9日、国会の企画財政委員会の全体会議に出席し、「国際金融市場の不安を招いた欧米の経済問題は短期間での解決が難しいだけに、国内金融市場の変動性の急上昇に留意すべき」と指摘した。
 2008年のリーマン・ショック以降の経済危機状況と比べ、危機に対処できる各国の政策余力不足、危機解決に向けた国際的、政治的リーダーシップの低下などが短期間で問題を解決できない要因として作用していると説明した。
 また、国内景気は世界経済の回復ペースが顕著に鈍化しない限り、上昇基調を維持すると判断されるが、海外リスク要因の影響で成長経路の不確実性は高まったとの見方を示した。

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