現代自動車グループの鄭夢九会長=(聯合ニュース)
現代自動車グループの鄭夢九会長=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国自動車最大手、現代自動車グループは28日、同グループの鄭夢九(チョン・モング)会長が低所得家庭の子ども教育のため、私財5000億ウォン(約354億円)を寄付すると発表した。個人の寄付額としては過去最高額となる。
 寄付は鄭会長が所有しているクループ系列会社・現代グロービスの株式を「ヘビチ社会貢献文化財団」に寄贈する形で行われる。同財団は鄭会長が社会貢献のため、2007年に設立した。
 鄭会長は同日に発表した資料を通じ、低所得家庭の子どもが十分な教育を受けられるよう基金を作り、寄付金が人材育成のために使われるようにする計画だと明らかにした。また、学費のため融資を受け、多重債務などに陥っている低所得家庭の大学生のための支援策も講じる予定だ。
 財団は今後、低所得家庭の子どもを対象にした人材育成や支援事業を最優先課題に掲げ、現実的な支援プログラムを社会各界の意見を反映し、推進する方針だ。

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