「第16回釜山国際映画祭」が10月6日、釜山・海雲台区に新しく設立された専用館「映画の殿堂」で開幕する。映画祭組織委員会が9月8日、明らかにした。映画祭には世界初公開となるワールドプレミア89作品、海外初公開となるインターナショナルプレミア46作品など、70カ国・地域から計307作品が招待された。

 オープニング作はソン・イルゴン監督の「ただ君だけ」(原題)、クロージング作は原田眞人監督の「わが母の記」がそれぞれ選定された。ことしは巨匠監督の話題作を紹介するガラ・プレゼンテーション、アジア映画のエネルギーあふれる現在を垣間見るアジア映画の窓、アジア映画界の人材発掘を主導するニュー・カレンツなど11部門で行われる。

 映画祭には国内外から大物スターらが大挙参加するほか、映画企画から投資、配給まで連結できるアジアフィルムマーケット、アジアプロジェクトマーケット、映像産業博覧会などのイベントも開催される。