【ワシントン聯合ニュース】韓国銀行の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は21日、ユーロ圏の債務危機が韓国経済に及ぼす影響について、「2008年の(韓国経済の)難局とは異なる」と述べ、韓国の債券市場には全般的に資金の流入が続いていると話した。
 国際通貨基金(IMF)、世界銀行グループ(WBG)合同の年次総会に出席するためワシントンを訪問中の金総裁は、韓国の特派員らとの懇談でこのように述べた。
 また、個人負債について、少なくはないが、「金融機関自体が急な危機に見舞われる確率は非常に低い」と強調した。
 欧州の経済危機の余波でウォン・ドル為替レートが急騰していることについては、未来を正確に予測することは難しいが、今後は現在のように急騰が続くことはないだろうと見通しを語った。
 金利の追加引き上げについては明確な回答を避け、「現状としては(市場で)下がるよりは上がるだろうと理解しているが、どの程度引き上げるかについては話すことができない」と述べた。

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