【ソウル聯合ニュース】韓国政府は、3月に日本で発生した東日本大震災による地殻変動で移動した国家基準点の位置と座標を大々的に整備する。
 国土海洋部の管轄下にある国土地理情報院によると、来年から5年間、658億ウォン(約42億4200万円)を投じ、全国の国家基準点の整備を進める。
 韓国の国家基準点は、全地球測位システム(GPS)測量に使われる衛星基準点(52点)をはじめ、平面測量のための統合基準点(1万1198点)と三角点(1万6412点)、高さの測量のための水準点(8002点)がある。
 これらの基準点は同震災の影響で大きく揺れた。震災の衝撃で朝鮮半島は全国的に平均2.3センチメートル、独島は5.4センチメートルずれる地殻変動が発生したことが把握された。
 国土海洋部は、同震災で変動が起きた統合基準点は1200点、主な三角点は4000点、水準点は8000点に上ると推定している。

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