ソン・ヒョンジュ の最新ニュースまとめ
父親の話題を投げかけると「いずれ明るみに出ることなので、心がすっきりした」と笑った。「撮影中にスタッフから『セインさんの父親が記事になっている』と知らされました。いつかは知られることなので、『来るときが来た』と思いました。そして、放送開始後に記事が出てよかったとも思いました。もし放送前に父の話が出たら、いろいろな誤解を招いていただろうと思います」
ユン・セインは「記事が出るまでスタッフはもちろん、ムン・ヨンナム作家もわたしが国会議員の娘であることを知りませんでした」としながら、「もしかしたら、ドラマや父親に影響を及ぼしてしまうのではと心配し、名前も本名のキム・ジスではなく、ユン・セインという芸名を付けました」と説明した。「中学校2年生のときに父が(国会議員に)当選して以降、何かと父の話が出るんです。それを繰り返しているうちにノイローゼになってしまいました。今回も父の件が出るのではと芸名の姓までを変えました」
韓国ドラマ「素敵に生きるつもり」でユン・セインが演じるナ・アラは、モ・ソンエ(イ・ヒョチュン)家の5兄妹中、4番目の娘として、実質的には家長の役割を果たす人物だ。ホームショッピングのMDをしながら生活費を稼ぎ、兄の留学費や弟の学費までを出してきたアラは7年交際する恋人シンヒョン(キ・テヨン)のプロポーズを受け、「苦労は終わり、幸せの始まり」と喜ぶが、すぐに母が肺がんを患っていることを知り絶望する。
ユン・セインは「アラは誰にでも思ったことを言う性格だが、誰よりも情が深い人物」とし、「実際のわたしとは違いすぎて、序盤は感情移入に苦労したが、キム・ヒジョン(アラの姉、ノラ役)先輩を参考にし、キャラクターを作った」と紹介した。「キム・ヒジョン先輩の自宅で演技の練習をしたのですが、先輩が母親に対する姿がアラに似ているんです。表面では少し無愛想に見えても、母親への愛情が深い…。それを見て、『あ、アラはこのような人だ』という考えが生まれました。わたしは普段、軽々しく振舞うタイプなので(笑)。キム・ヒジョン先輩に1日10時間以上演技を学び、アラのキャラクターにも“感”が芽生えました」
新人らしくない演技力だという評価が多いことを問うと、「称賛してくださるだけのことはできていません」と謙虚だ。「テレビの中の自分自身を見るたびに『なぜあんな風にしかできないのか』という気持ちにかられます。作家や先輩から教えていただいたこと、わたしが思った感情をまったく表現できていないようです。『演技が上手』と褒めていただくたびに、『だんだん失望されてしまうかも』という思いにかられます」。しかしユン・セインは「毎週金曜日に作家や出演者が出席して台本読みが行われるのですが、いつも“居残り勉強”をしているためか、先週作家から、『少し上達した』とお褒めの言葉をいただきました」と顔を赤らめた。
「先輩方がわたしをよく見てくださっていて、幸せです。特に、劇中の姉・兄として出演しているキム・ヒジョン、ソン・ヒョンジュ先輩は、わたしを見かけるたびにいろいろと教えてくださり、本当の兄・姉のように接してくれます。お2人がいなかったら、やっていけなかったと思います(笑)。演技の一から十まで学ぶことができ、本当に感謝しています」
成均館大学演技芸術学科を休学し俳優の道を歩み出したユン・セインは、幼いころから演技者を夢見ていた。「2年前からオーディションを受けてまわっていました。そして今夏、『素敵に生きるつもり』の制作会社にあいさつに行くと、翌日にオーディションを開催することを知りました。ムン・ヨンナム作家の作品はひとつも見逃さないほどのファンだったので、受けてみることにしました。経験不足という点で半信半疑の目で見られているところを『一度だけ見てほしい』と押し切って受けたのですが、運良く、最終まで残っていました」
彼女は最終オーディションに残った11人中唯一、ムン・ヨンナム作家の作品で自由演技をし、目に止まった。「後で知ったことですが、キャスティングされたときムン作家が『君だけ私の作品で演じた。そのセンスを点数に加算した』とおっしゃいました」。ユン・セインは「実はムン作家はオーディンション中、『君は美しくない』『カメラの画面でも綺麗ではない』とおっしゃっていたので、落ちるものだと思っていました」とし「合格し合宿に行った帰りにムン作家が『君はタレントとしては美しい顔ではないが、一生懸命にすればいい女優になれる』と激励してくださったんです。その言葉に勇気が出ました」と語った。